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開始30秒で先制の磐田を岐阜が大逆転!ラモス監督「ボコボコにされるかと」

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[6.21 J2第19節 磐田2-3岐阜 ヤマハ]

 FC岐阜が敵地でジュビロ磐田を3-2で下した。岐阜は連敗を2で止め、5月17日の熊本戦以来、5戦ぶりの勝利。今季初の逆転負けを喫した磐田の連勝は2で止まった。

 先制点はあっという間に生まれた。磐田はキックオフのボールを繋ぐと、左サイドのDF駒野友一に展開。クロスボールを上げると、相手DFに当たってコースが変わったが、MF上田康太が左足ダイレクトで蹴り込む。開始わずか30秒。さらに磐田は同29分にもMF松井大輔のクロスをMFアダイウトンが右足で流し込み、追加点を奪う。磐田は連勝中の勢いそのままに、試合の主導権を握った。

 しかし、日本代表の後輩相手に負けるわけにいかないラモス瑠偉監督率いる岐阜も、簡単にはあきらめない。前半38分、セットプレーのこぼれ球をMFレオミネイロが押し込むと、DF高木和道に当たってコースが変わるラッキーなゴールで1点差に迫る。さらに後半に入っても勢いを増す岐阜は11分、右サイドから入れたレオミネイロのグラウンダーのクロスをFW難波宏明が左足で流し込み、ついに試合を振り出しに戻した。

 そして岐阜は後半22分、ドリブルで持ち上がったMF高地系治のパスからレオミネイロがシュート。GKに当たって勢いが弱まったが、走り込んだ難波が押し込み逆転に成功。優勝争いを繰り広げる磐田相手に、降格圏もチラつく岐阜が豪快なうっちゃりで5試合ぶりの勝ち点3をもぎ取った。

 難波は昨年もヤマハスタジアムで得点を記録。相性の良さを見せつけると、昨年のキャリアハイの12得点に続き、2年連続の2桁ゴールも達成した。11得点で得点ランキング単独トップに浮上した。「きょうスタジアムに入った時に、アウェーにも関わらず、サポーターが凄い声援で迎えてくれた。それを見たときに勝たないと男じゃないなと思った」と話した難波。「出してもらっている以上、得点が求められているところだと思うので、もっとゴールに絡んでいきたい」と意欲的だった。

「今日は優勝候補のジュビロさんが相手。1失点目もそうだが、2失点目のタイミングも良すぎた。正直、ボコボコにされるかと思った」と話したのはラモス監督。ただ、開始30秒の失点にも「絶対下を向くな」と話していたといい、「完璧のゲームと言いたいですが、勝ったことが満足。リスクを冒さないと点は取れないを指示を出していた。選手たちを褒めてあげてください」と逆転劇を振り返った。


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