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[総理杯]関学大が後半43分から2発逆転で初の決勝!!3連覇目指す流経大はPK戦の末に明治大に屈す

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 第39回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの準決勝が14日に行われた。関西学院大(関西1)は筑波大(関東2)に先制されるも、後半43分に追いつくと、後半アディショナルタイム4分に逆転。2-1で勝利し、初の決勝進出を決めた。第2試合では明治大(関東1)が先制するも、後半アディショナルタイム3分に流通経済大(関東3)が追いつく。延長戦でも決着はつかずに迎えたPK戦の末、PK5-3で明治大が勝利している。

 第1試合では関西学院大が筑波大と対戦。FW呉屋大翔が前半だけで5本のシュートを打つなど、立ち上がりから果敢に攻めるも1点が遠い。対する筑波大もFW若杉拓哉を中心に積極的にシュートを狙った。しかし得点は生まれずに0-0で前半を折り返す。

 迎えた後半23分に試合は動いた。MF西澤健太の右クロスを若杉が頭で落とすと、こぼれを拾ったFW中野誠也がシュートを決めた。途中出場したFWの一撃で筑波大が先制する。

 しかし、後半43分に関西学院大が追いつく。MF池田優真のパスからDF小川原一輝が浮き球パス。ゴール前混戦から最後はMF森俊介が頭で決めた。1-1に追いついた関西学院大は勢いづく。

 すると延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム4分に逆転に成功する。森俊の浮き球パスがDFにクリアされるも、PA内正面で拾ったMF小林成豪がシュートを決めた。来季の神戸加入が内定しているMFの一撃で2-1に持ち込むと試合は終了。関西学院大が初の決勝行きを勝ち取った。

 なお、決勝点を決めた小林だが、2回戦・高知大戦に続き、今試合の後半42分に大会通算2枚目の警告を受けているため、決勝戦は出場停止となる。

 関東勢同士の対戦となった第2試合。明治大(関東1)は流通経済大(関東3)に1-1(PK5-3)で勝利した。試合は前半9分に明治大が先制。MF差波優人のFKからPA左のDF鳥海晃司がヘディングシュートを決める。1-0で前半を折り返す。

 迎えた後半はなかなかスコアは動かない。しかし、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム4分に流通経済大が同点弾。ルーキーDF小池裕太の右CKからのゴール前混戦。最後はDF今津佑太が頭で決めた。1-1で突入した延長戦でも決着はつかず、試合はPK戦へもつれ込んだ。

 先攻の明治大は1人目のFW和泉竜司がしっかり決めると、4人目まで全員が成功。対する流通経済大は3人目のMF森保圭悟のシュートがGK服部一輝に止められた。PK4-3で迎えた明治大の最終キッカーDF小出悠太が決めた瞬間に勝利が決定。明治大は1-1(PK5-3)で流通経済大を下し、2年ぶり2度目の決勝行きを手に入れた。

 決勝戦は16日にキンチョウスタジムで行われ、関西王者・関西学院大と関東王者・明治大が激突する。

■準決勝(8月14日)

[ヤンマースタジアム長居]
筑波大 1-2 関西学院大
[筑]中野誠也(68分=補・若杉拓哉)
[筑]森俊介(88分=補・小川原一輝&池田優真)、小林成豪(90分+4)

明治大 1-1(PK5-3) 流通経済大
[明]鳥海晃司(9分=補・差波優人)
[流]今津佑太(90分+4=補・小池裕太)


●第39回総理大臣杯特集

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