beacon

[総理杯]4強は関東3校&関西学院大に、3連覇目指す流経大は阪南大に完封勝利:準々決勝

このエントリーをはてなブックマークに追加
 第39回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの準々決勝が12日に行われた。3連覇を目指す流通経済大(関東3)は阪南大(関西2)に1-0で勝利し、4強入り。そのほかの試合では明治大(関東1)、筑波大(関東2)、関西学院大(関西1)が勝利し、準決勝へ駒を進めた。

 関東2部リーグ所属の筑波大(関東2)が4強入りだ。九州の雄・福岡大(九州1)と対戦すると、3発奪っての勝利となった。開始12分、MF吉川修平のパスを受けたFW中野誠也がドリブルで持ち込むと自らシュートを打つ。これが決まり、先制に成功した。

 さらに同23分にはMF村山努の右CKからのゴール前混戦。DF早川史哉が必死に押し込んだ。来季の新潟加入が決まっているDFのシュートで2-0に突き放す。同39分には先制点の中野がこぼれを押し込み、3-0と差を広げた。

 後半8分には福岡大が意地をみせる。右サイドスローインからつなぐと、DF山道淳司の右クロスからMF稲葉修土がシュートを決めた。しかし後は続かずに試合は終了。前半3発を奪った筑波大が3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。

 3連覇を目指す流通経済大(関東3)は昨季の関西リーグ王者・阪南大(関西2)と対戦。2回戦で大量5発を奪った攻撃陣を完封すると、1-0での勝利を飾った。

 決勝点が生まれたのは後半39分だった。中央で受けたMF渡邉新太が左へ展開。MFジャーメイン良のパスから最後は途中出場のMF西谷和希が決めた。このゴールで流通経済大は1-0の勝利。今季3冠を見据えるチームがまずは3連覇へまた一歩、近づいた。

 明治大(関東1)は関東2部リーグ所属の東洋大(関東5)と対戦し、FW藤本佳希の1得点1アシストの活躍で2-0の完封勝利を収めている。

 試合が動いたのは後半4分、藤本がドリブル突破からラストパス。最後はMF小谷光毅がシュートを決めた。さらに後半18分にはドリブルで持ち込んだ藤本が自らシュートを決め、2-0に突き放す。

 ベンチのDF室屋成やFW和泉竜司、MF差波優人は最後まで出場せず。それでも明治大は2-0の完封勝利で4強入りを果たした。

 2試合連続で退場者を出した関西学院大(関西1)だが、法政大(関東)の攻撃を跳ね除け、2-1で勝利した。負けていれば4強全てが関東勢になるという状況下で意地をみせている。

 試合は前半39分に関西学院大が先制。MF徳永裕大の浮き球からG大阪加入内定のFW呉屋大翔がヘディングシュートを決めた。しかし2分後に法政大が追いつく。ドリブルで仕掛けたルーキーFWディサロ燦シルヴァーノが自ら決めた。1-1で前半を折り返す。

 迎えた後半3分、関西学院大が2度目のリードに成功。MF森信太朗のパスから最後はMF森俊介が決めた。2-1に突き放した関西学院大だが、後半21分に徳永が一発退場し、2試合連続で数的不利に追い込まれた。それでも10人で踏ん張ると、相手の攻撃をかわし続けて試合は終了。2-1で逃げ切り、準決勝進出を決めた。

 準決勝は14日にヤンマースタジアム長居で行われ、筑波大(関東2)は関西学院大(関西1)と、明治大(関東1)は流通経済大(関東3)と激突する。なお、4月18日に行われた関東大学リーグの第4節の対戦時、明治大と流通経済大は1-1のドローだった。夏の大学日本一決定戦。決勝行きを勝ち取るチームはどこになるか。

■準々決勝(8月12日)
[ヤンマーフィールド長居]
阪南大 0-1 流通経済大
[流]西谷和希(84分=補・ジャーメイン良&渡邉新太)

明治大 2-0 東洋大
[明]小谷光毅(49分=補・藤本佳希)、藤本佳希(63分)

[J-GREEN堺メインフィールド]
筑波大 3-1 福岡大
[筑]中野誠也2(12分=補・吉川修平、39分)、早川史哉(23分=補・村山努)
[福]稲葉修土(63分=補・山道淳司)

法政大 1-2 関西学院大
[法]ディサロ燦シルヴァーノ(41分)
[関]呉屋大翔(39分=補・徳永裕大)、森俊介(48分=補・森信太朗)


●第39回総理大臣杯特集

TOP