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「一緒に奇跡を…」残留崖っ縁の松本、ホーム最終戦でファンと“結束”

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[10.24 J1第2ステージ第15節 松本1-2鳥栖 松本]

 松本山雅FCはホームでサガン鳥栖に1-2で敗れ、J1残留は絶望的となった。後半20分にPKで先制しながらホーム最終戦で痛恨の逆転負け。試合後のセレモニーでは反町康治監督がサポーターの前に立ち、挨拶した。

 クラブとして初挑戦となったJ1での戦いを振り返った反町監督は「なかなかいい成果を挙げることができず、それはすべて現場である私の責任だと思っています。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。そのうえで「あと2試合あります。可能性がある限り、最後までしっかり戦いたいと思います」と力強く語り、サポーターからは大きな拍手が巻き起こった。

 この日負ければ、他会場の結果次第では降格が決まる可能性もあったが、新潟が名古屋に敗れたため、首の皮一枚つながった。とはいえ、残り2試合で残留圏となる15位新潟との勝ち点差は「6」。残り2試合に連勝し、新潟が2連敗して勝ち点で並んだうえで、得失点差(新潟-15、松本-23)で逆転する必要がある。

 J1残留は極めて厳しい状況だが、可能性がゼロというわけではない。指揮官に続いて挨拶した選手会長のGK村山智彦は「ソリさん(反町監督)もおっしゃったように、まだ可能性がなくなったわけではありません。1%、0.1%の可能性がある限り、選手全員が力を合わせ、トップ15(15位以内)という目標に向かってがんばっていきたいと思います」と宣言。「残り2試合、みなさんの力が必要です。僕たち選手と会社と一緒に奇跡を起こしましょう」と、サポーターに呼びかけると、スタンドは割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

[J1]第2ステージ第15節1日目 スコア速報

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