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6年目の高円宮杯プレミアリーグ第1節カード決定!出場チームの指揮官たちが意欲

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 6年目を迎える高校年代最高峰のリーグ戦、「高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プレミアリーグ」が4月9日から12月11日まで開催される。26日には開幕カードが発表されたほか、前年度のプレミアリーグEAST並びにチャンピオンシップ優勝の鹿島アントラーズユース熊谷浩二監督とプレミアリーグWEST優勝のガンバ大阪ユース宮本恒靖監督、そして新規参入4チームの代表者たちが会見で意気込みを語った。

 鹿島は昨年、熊谷浩二監督から植え付けられた「献身、誠実、尊重」の「アントラーズ・スピリット」を最大限に発揮してプレミアリーグEAST初優勝、そしてG大阪とのチャンピオンシップを制して日本一に輝いた。U-18日本代表CB町田浩樹やU-18代表候補FW垣田裕暉、MF田中稔也、MF平戸太貴とトップチームへ昇格した3年生4選手ら個性的な選手たちを擁していたが、当初の目標は残留。熊谷監督が「1年を通して変化、成長が非常に大きいユース年代の選手たちが1年間の中でリーグ戦という形でしっかりとした準備をして1試合1試合に臨んでいける有意義な大会」というプレミアリーグで成長を遂げながら一つひとつ目標をクリアし、頂点に立った。

 世代が変わった今年の目標もまずは残留。大宮アルディージャユースとの初戦から始まる新シーズンへ向けて熊谷監督は「今年も非常に厳しい大会になるかと思いますが、何とか残留を目標として一戦一戦大事に戦っていきたい」と意気込みを口にした。

 また、昨年のプレミアリーグWESTを制したG大阪の宮本新監督は就任からまだ1か月強。「まだ監督と呼ばれるのは慣れていないので戸惑う日々」と語ったが、その中で選手とのコミュニケーションを深めてチームを築いてきている。中学時代に全国3冠を成し遂げているMF市丸瑞希主将、U-18代表候補DF初瀬亮、U-18代表FW高木彰人ら注目世代の3年生が抜けたことに加え、新高校3年生ながらトップ昇格するU-18代表MF堂安律も1年早くユースを“卒業”したため、チームは大きく入れ替わることなった。

 優勝チームに比べると個々の部分で劣ることが指摘されているが、宮本新監督は「選手としっかりいいコミュニケーション取れているのでしっかりとしたチームをつくっていきたい。チームとして戦うものを築きあげていきたい」。G大阪は昇格組の大津高(熊本)と初戦。チームとして力を磨き、昨年成し遂げることができなかったチャンピオンシップ初優勝を目指してシーズン開幕を迎える。

 EAST、WEST各優勝チームが12月17日にチャンピオンシップで激突。高校年代のリーグ戦日本一を懸けた戦いが間もなく幕を開ける。

開幕カードは以下のとおり

【プレミアリーグEAST第1節】(4月9日)
[味の素スタジアム西競技場]
市立船橋高(11:00)アルビレックス新潟U-18
FC東京U-18(13:30)清水エスパルスユース

(4月10日)
[アミノバイタルフィールド]
大宮アルディージャユース(10:30)鹿島アントラーズユース

[味の素スタジアム西競技場]
流通経済大柏高(13:00)青森山田高
柏レイソルU-18(15:30)横浜F・マリノスユース

【プレミアリーグWEST第1節】(4月9日)
[ヤンマースタジアム長居]
セレッソ大阪U-18(10:30)大分トリニータU-18
ヴィッセル神戸U-18(13:00)東福岡高
※2月27日訂正発表

[万博記念競技場]
ガンバ大阪ユース(16:30)大津高

(4月10日)
[万博記念競技場]
京都サンガF.C.U-18(11:00)サンフレッチェ広島ユース
神戸弘陵高(13:30)名古屋グランパスU18

※キックオフ時間、会場等は変更となる可能性あり

[写真]会見で意気込みを語る鹿島ユース・熊谷監督

(取材・文 吉田太郎)

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