beacon

新・背番号『6』の誓い…湘南DF三竿「ついていきたいと思われる選手に」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.5 J1第1ステージ第2節 川崎F 4-4 湘南 等々力]

 持ち場は3バックの左。しかし、そのポジションにとどまることなく積極的に左サイドを駆け上がる。湘南ベルマーレDF三竿雄斗はボールを呼び込むと、左足から繰り出すクロスで好機を創出し続けた。

 後半39分までに2-2と激しくスコアが動いて迎えた前半41分、湘南がCKを得ると、キッカーを務める三竿が正確なボールを供給。「練習からやっていたので、狙いどおりだった」ボールをMFパウリーニョが強烈なダイレクトボレーを叩き込み勝ち越しゴールを奪った。

 さらに3-3と同点とされて迎えた後半31分、またもや三竿が魅せる。カウンターを発動させると、一気に左サイドを駆け上がってボールを呼び込む。「グラウンドがスリッピーだったのでグラウンダーでも通ると思った」とグラウンダーのクロスをゴール前に送り、ファーサイドに走り込んだDF岡本拓也の得点を演出し、2アシスト目を記録した。

 4-3と勝ち越しに成功したものの、後半アディショナルタイムにFW森本貴幸に同点弾を浴び、試合は4-4の引き分けに終わった。「点を取ってもすぐに失点してしまったし、後半も最後は引き過ぎた部分があったので、すごく悔しいです」と話しながらも、「やろうとしていることは間違っていないし、自信を持ってやれています。やり続ければ絶対に結果がついてくると思うので、ブレずにやりたい」と前を向いた。

 今季から背番号は17から6に変わった。今季鹿島に移籍した、昨季までキャプテンを務めたMF永木亮太が長年背負ってきた番号だ。「あまり重くは考えたくないですけど」と苦笑しつつも、「亮太くんは本当にずっとチームを引っ張ってきました。今までついていく立場だった分、ついていきたいと思われるような選手になりたいし、チームを引っ張っていきたい」と新たな決意を持ってシーズンに臨んでいる。

(取材・文 折戸岳彦)
●[J1]第1ステージ第2節1日目 スコア速報

TOP