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[MOM1908]幕張総合MF佐々木良輔(3年)_先制点など攻守で活躍「この時のために」磨いてきた力発揮!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.8 全国高校選手権千葉県予選決勝T1回戦 幕張総合高 2-0 日大習志野高 習志野高G]

 幕張総合高の左MF佐々木良輔(3年)は前半11分の先制ゴールに加えて、後半にはチームを失点から救うスーパークリア。そして攻撃の軸のひとりとしてチャンスメークを見せて初戦突破に大きく貢献した。

 前半11分、佐々木は右MF三上凌(2年)のクロスボールにファーサイドで反応。「ハイボールがGKとDFの頭も越えて結構角度のないところへ行ったんですけど左足で振り抜いて」先制点を奪う。チームにリードをもたらしたMFが特に光っていたのはキック精度の高さ。「高校入ってから練習終わってからとか回数重ねるために蹴りまくっていました。ゴールに向かってFKでカーブのボール蹴ったりを1日200本とかやってきた。『この時のため』にと思ってずっとやってきました」

 その精度をセットプレーなどで発揮。ボールスピード、落ちどころなど質の高いボールを蹴り込んでいたが、味方とは合わず。「もっと自分がいいボールを蹴っていれば合わせることができた。個人的には結果は出すことができてチームも勝つことができたんですけど、もっと点を取れていればDFを楽にすることができた」と反省していた。

 それでも貴重な先制ゴールに加えて後半7分には、後半勢いづいていた相手のヘディングシュートを「GKが出て、自分はポストに入っているのでカバーに入る役割がある」とゴールライン上でスーパークリア。ボールの一部はゴールラインを越えていたのではないかというほどで、本人も「超、ギリギリっす(微笑)」と振り返ったが、紙一重のところでボールをかき出したことがチームを救い、無失点勝利に繋げた。

 攻守で活躍した佐々木は選手権への熱い思いを口にした。「流経(流通経済大柏)の大前(元紀)選手見て、小3の頃からここで絶対に活躍してやろうという夢を持って、その時から『この時のために』10年以上サッカーを続けてきた。自分が活躍してチームを勝たすために、人生かけてやってきたので次も勝って、(準々決勝で対戦する可能性のある)市船も倒して、千葉県サッカーを驚かせて全国に行きたいと思っています」。まだまだ改善するポイントが個人、チームにもある。それを改善して、必ず千葉を驚かせる。

(取材・文 吉田太郎)
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