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横浜FM加入の杉本が守護神を争う“目標のGK”「YouTubeでもプレーを見ている」

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京都から横浜FMに加入したGK杉本大地

 目標にしてきたGKと守護神の座を争う。京都からの完全移籍で横浜F・マリノスに加入したGK杉本大地。横浜FMは昨季のJ1リーグ戦で23試合に出場したGK榎本哲也が浦和に移籍。その“後継”を狙う杉本にとって最大のライバルとなるのは昨季12試合でゴールを守ったGK飯倉大樹だが、杉本がプロ入り後、目標にしてきたGKが飯倉だったのだという。

「高校3年生のときに天皇杯準決勝のマリノス対サンガの試合を国立競技場に見に行って、そのときにすごいキックがうまいなと思った」。きっかけは11年12月29日に行われた天皇杯準決勝。当時、京都U-18に所属し、翌年のトップチーム昇格が決まっていた杉本は他の昇格内定選手とともに上京し、国立競技場のスタンドから京都対横浜FMの試合を観戦していた。

 試合は、杉本と同い年で当時高校3年生だったFW久保裕也の1ゴール1アシストなどもあり、京都が延長戦の末、4-2で競り勝ったが、杉本の脳裏に刻まれたのは横浜FMのゴールを守っていた飯倉のプレーだった。「そこからYouTubeでも飯倉選手のプレーを見るようになった。気持ちもあるし、技術も高い。キャッチングの技術や予備動作の動きは参考にしている」という“入れ込みよう”だ。

 とはいえ、今後はそんなあこがれの選手と一つのポジションを争うことになる。「身体能力が自分の売り。そこに技術を付けて、マリノスのゴールを守れる選手になりたい」。横浜FMのGKコーチは元日本代表GKの松永成立氏。「日本サッカーのレジェンド。そんな方に教えてもらえるチャンスはないし、オファーが来たとき、すぐに決断した」と、新天地でさらなる成長を目指している。

(取材・文 西山紘平)

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