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ゴールを決めたのは誰だ誰だ誰だ土居だ!!視界不良の濃霧ゲーム、鹿島が仙台に2発完勝

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先制点を挙げた鹿島FW土居聖真

[8.5 J1第20節 鹿島2-0仙台 カシマ]

 2位鹿島アントラーズがホームで13位ベガルタ仙台を2-0で退けた。濃霧により2度の試合中断を強いられたが、前後半の終了間際にFW土居聖真とFW鈴木優磨がそれぞれゴール。リーグ戦2連勝で8戦無敗(7勝1分)とした。

 鹿島は前節・甲府戦(3-0)からスタメン3人を変更。DF伊東幸敏が7試合ぶり、MF小笠原満男が3試合ぶり、MF遠藤康が2試合ぶりに先発復帰した。一方の仙台は前節・柏戦(1-1)から2人を入れ替え。MF奥埜博亮が4試合ぶりにスタメン起用され、7月に名古屋から期限付き移籍したDF古林将太が加入後初の先発出場を果たした。

 鹿島にとってはC大阪の結果次第で首位浮上も懸かる重要な一戦だったが、予想外の“敵”に悩まされ続ける。キックオフ直後から次第に霧が濃くなると、ボールや選手の動きが判別困難な状況となり、前半24分にオレンジのカラーボールが投入された。しかし、霧はさらに濃くなり、同27分に試合が一時中断。霧が晴れないまま約3分の中断を挟み、同31分に試合が再開された。

 その後も視界不良の難しいコンディションでゲームが進む中、先にスコアを動かしたのは鹿島。前半アディショナルタイム3分、MF中村充孝のスルーパスから土居が裏へ抜け出し、PA内右から冷静に右足で流し込む。リアルタイムではオレンジのボールの動きしか判別することが難しい試合環境だったが、喜んだ土居がピッチサイドへ走り、中央部の濃い霧のエリアから突き抜けて初めて得点者がはっきり見えるというような状況だった。

 そして鹿島がリードして迎えた後半26分に2度目の中断。再び審判団やマッチコミッショナーが協議し、約9分の中断を経て再開される。またしてもリズムを崩された鹿島だったが、やや霧が薄くなり始めた同アディショナルタイム2分、MF金崎夢生のループパスから途中出場の鈴木がPA内中央から左足で決めて勝負あり。鹿島が2-0で仙台を振り切り、2連勝を飾った。

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