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NIKE NEXT HERO プロジェクトイタリア遠征に臨むDF岡庭愁人「試合も勝ちたいと思うし、自分も良い結果を残したい」

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「NIKE NEXT HEROプロジェクト」海外遠征用のユニフォームをまとい、イタリア遠征への意気込みを語ったFC東京U-18DF岡庭愁人主将

 NIKE NEXT HERO プロジェクト海外遠征メンバーが1月21日から28日までイタリア遠征を実施する。メンバーは高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2017プレミアリーグにおける「NIKE NEXT HEROプロジェクト」のポイントランキング上位選手が中心。イタリアでは、日本代表DF長友佑都が所属する名門・インテルのトレーニング見学や、インテルアカデミーとのトレーニングマッチなどを行う予定となっている。

 17年のプレミアリーグチャンピオンシップで優勝したFC東京U-18(東京)からはDF岡庭愁人主将(3年)が参加。その岡庭がイタリア遠征への意気込みや、リーグ戦日本一に輝いたプレミアリーグの戦いについて、そしてFC東京U-18での3年間などについて語った。

―「NIKE NEXT HERO プロジェクト」選抜メンバーに選ばれた感想は?
「光栄という気持ちです。J3もあった中で、しかもポイント制という中で選んで頂いたのは本当にFC東京U-18の選手やスタッフに感謝していますし、選んで頂いた対戦チームのコーチ、監督にも感謝しています」

―対戦相手の監督の評価によるポイントシステム。岡庭選手が評価されていることが証明された。
「試合が終わった後に『いい選手だな』と直接言われることはないので、それが形として出たのは嬉しいですし、自信に繋がるかなと思っています」

―実際にポイントは気になっていた?
「最初はポイントがあることを知らなくて(苦笑)。知ってからは気になっていたんですけれども怪我をしてしまって……。自分のポイントが増えることはない中で、何とか選ばれたいなと思っていました」

―他のチームに自分のどの部分が評価されたと感じていますか?
「自分の特長である運動量だったり、1対1の強さだったり、上がって行ったらクロスで終わるところだったり、良い攻撃に繋げるところが特長なので、そういうところは評価して頂いていると思っています。自分は後半でも前に出て行けるので、その点も評価してもらっているところかなと感じています」

―プレミアリーグのシーズンを振り返って。
「J3もあって難しい状況の中で結果としても、内容としても凄く良いものになりました。チームとしても凄く成長できましたし、自分としても成長できて、充実した1年でした」

―多くの選手がU-23チームの一員としてJ3にも出場している中で優勝。難易度の高いことを成し遂げた。
「昨年よりも選手の出入りが激しく、J1に出場する選手もいて、その代わりに入る選手をいかに同じモチベーションで試合に臨ませるか、自分も方向づけることをやってみて物凄く難しかったです。その中で試合を積み重ねていくうちに、個人としても、成長できたことが優勝に繋がったと思いますし、キャプテンとして達成感が凄くありました。色々な感情があった中でホッとしました」

―チャンピオンシップは復帰戦で決勝アシスト。ドラマティックな終わり方だった。
「本当にこんなシチュエーションがあってもいいのかというくらいの試合内容で、結果も出すことができました。実感があまり湧かないですけれども、とにかくチームに貢献できたと思うので、離れていた分、最後にあのような形で終われて良かったです」

―ラストゲームで優勝は特別。
「自分たちだけが笑って終われたことについては、特別な感情があります。最後に優勝したのがFC東京U-18だったことは、誇らしい気持ちがあります」

―今回はプレミアリーグで一緒に戦った選手たちとイタリアへ。
「知っている選手も多くいて、初めての選手もいます。とにかく、行くからには試合も勝ちたいと思うし、自分も良い結果を残したい。まずはコミュニケーションから入って、監督、コーチ・スタッフと会話しながら、良いチームになれるように貢献したいと思っています」

―一緒にプレーすることが楽しみな選手は?
「小学校から知っている大宮のGK宮崎は埼玉県の強豪のチームでお互いにやっていたので、昔の話もしてみたいなと思っています。し、伝統ある市立船橋高校の朝岡監督と一緒にやれるのも楽しみです。」

―U-19日本代表の秋葉コーチもいて、アピールのチャンス。
「代表で一緒でしたが、その時(昨年8月のSBS杯)自分があまり調子が良くありませんでした。『この先も頑張ってまた帰って来れるように』、と言われていたので、ここで少しでもアピールできたら繋がると思いますし、頑張っていきたいです」

―このチームでもリーダー格に。
「キャプテンとかじゃなくても、自分の性格的にチームを勝たせるために声を出すと思うので、自分ができることをして、チームを勝たせられる選手であることを見せつけたいです」

―選抜チームのユニフォームはどう?
「長年青赤を着てきたので……。代表でも青でしたし、赤はないので正直なところ着てみてフワフワしています。今までと違った感じがします」

―今回イタリアでは憧れの長友選手のトレーニングを見る機会もありそうですが、どのようなところを見たい?
「全部見たいですが、特に守備の仕方や、小柄な中でどう世界と戦っているのか。絶対的な武器がないと8年間や9年間インテルで戦えないと思うので、そういう武器も細かく見たいと思っています」

―聞きたいことはある?
「海外に行ってコミュニケーションが1番困ると思うので、どう乗り越えたか。チームの守るべきことがある中でどう自分の特長を出して、活躍して来られたのか聞いてみたいです」

―海外への憧れは?
「実力があれば、ぜひチャレンジしたいです」

―今回、イタリアではどのような部分をチャレンジしたい?
「自分の武器である運動量や1対1でどれだけ違いを出せるか。加えてポジショニングなどで相手を剥がして、自分はパスやロングキックも得意なので、味方を活かすこともできる。それも出しながら、1対1では絶対に負けないようにやっていきたいです」

―明治大学に進むのも長友選手の影響?
「明治大学さんは(長友選手など)色々な偉大な選手を輩出しています。4年後にプロという世界で勝負していく中で圧倒的に上回れるくらいの力をつけられるところだと思いましたし、人間性のところも大切にしてくれるところだと思いました」

―将来、FC東京に戻ってくることが大目標。
「戻ってくることは前提で、戻ってきてどれだけ活躍できるかが自分の目標です。自分が長友さんみたいにFC東京と言ったらこういう選手がSBだと示したい。そして、海外に行って活躍できる実力があるなら、自分の武器でどれだけチャレンジできるかやっていきたいです」

―品田選手や原選手がトップチームに昇格する。彼らを4年後に抜くという目標もある。
「正直悔しいという想いです。1年生から出させてもらっている中でトップに届かなかったのは佐藤監督にも申し訳ないという気持ちがあります。でも、それが現実です。(ただし)トップになったから彼らが上とは自分は思っていなくて、同じ立ち位置だと思っている。ただ、努力する環境が違うだけ。どれだけ自分の環境で頑張っていけるかが、4年後の差になってくると思う」

―今回、イタリアに行くことで他の選手よりも良い経験を積むことができる。
「他の選手は大学へ向けて準備している中で、海外の凄い環境の中で自分の課題を見つけられるし、チャレンジできるのでありがたいです」

―イタリアでサッカー以外に他にやりたいことは?
「インテルの選手と練習したりすると思いますので、コミュニケーションをとってイタリアの文化を学んできたいと思っています」

―イタリア語は何か覚えた?
「アモーレくらいですかね(笑)」

―FC東京U-18での3年間はどのような日々だった?
「凄く成長できたなと感じていて、自分が試合に出場してチームとしても結果が出たことは凄く光栄です。このクラブに凄く想いがあるので、トップに上がれないのは今でも辛いですし、悔しい思いはあるんですけれども、その分絶対に帰ってきてやると思っています。目に留まるような選手になって帰ってきたい。佐藤監督にはお世話になったし、色々なことを学んで人間としても成長できたと思っています。このクラブでジュニアユースからサッカーができたことは幸せな育成年代だったと思います」

―今回のイタリアも明治もそうだし、FC東京U-18の名を背負って戦うことになる。
「優勝して2冠獲った年代と見られると思う。大学行ってから色々言われると思うんですけれども、プレッシャーに負けないようにしたいです。自分はFC東京U-18出身者として名前を背負っているので、活躍したら恩返しになると思います。プレッシャーもあるんですけれども、それを上手く力に変えて努力できるようにしたいです」

(取材・文 吉田太郎)
以下、「NIKE NEXT HERO プロジェクト」概要
■概要
 高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグの試合を対象に、 各チームの監督またはコーチが試合後、対戦相手の活躍したプレーヤーを各ポジション(GK&DF/MF/FW)ごとに 1 選手、計3名選出します。 ※該当なしの場合も、最低2名以上は選出。選出された選手は1ポイント獲得し、プレミアリーグ全18節終了時点で、多くのポイントを獲得した選手を中心としたチームを編成します。

*対象試合:4 月~12 月までの高円宮杯 U-18 サッカーリーグ 2017 プレミアリーグ EAST/WEST で行われる試合が対象。

■NIKE NEXT HERO プロジェクトランキング
 各監督またはコーチに選ばれた選手に加算されるポイントは、Nike ウェブサイト内でランキングされ、確認することができます。

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■海外トップクラブと対戦
 選抜されたチームは、海外トップクラブのユース世代とトレーニングマッチを予定しています。
 実施時期:2018年1月

●2017プレミアリーグEAST
●2017プレミアリーグWEST

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