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齋藤学に代わるチームの“顔”に…大津「このチームを背負って立つ選手になる」

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横浜FMの新体制発表会でサポーターに挨拶するFW大津祐樹

 強い決意で新天地に乗り込んだ。柏から完全移籍で横浜F・マリノスに加入したFW大津祐樹は14日に横浜市内で行われた新体制発表会に出席。「今年は大きなチャレンジにしようと決めていた。その中でマリノスから熱意あるオファーをいただいて、レイソルから出ようという決意をした」と、移籍の理由を語った。

 12年のロンドン五輪に出場し、13年にはA代表でも国際Aマッチ2試合に出場した。ドイツ、オランダでもプレー経験があるが、日本国内での移籍は初めて。今年3月で28歳になる大津は「年齢もそうだし、今が一番体の動く時期。もっともっと自分の可能性を広げたいと思った」と、新たなチャレンジに踏み切った。

 今年の元日にはテレビ朝日の久冨慶子アナウンサーと入籍。「ちょうど大きな移籍というタイミングだったので、生活の部分でお互いにサポートし合っていければ仕事の部分にもいい影響が出ると思う。守るべき人がいることで力になる。しっかり幸せにさせてあげられるように頑張りたい」と、公私ともに心機一転、2018年を迎えた。

 背番号は9番に決まった。プロでは付けたことのない番号だが、「高校時代が9番で、高校のサッカー部の同期から『9番を付けてほしい』と言われて。クラブからも9番が空いているという話があったので」と、成立学園高時代の旧友からの後押しもあって決断した。

 今季からチームを率いるのは前オーストラリア代表監督のアンジェ・ポステコグルー新監督。「左も右も真ん中も前も、どこでもできるという話はした。監督が使いたいように使ってもらえれば」と、新監督の下、どのポジションを任されても臨機応変にプレーするつもりだ。

 横浜FMは今オフにMF齋藤学、MFマルティノスという両翼が移籍。特に昨季、MF中村俊輔(磐田)から10番とキャプテンを引き継いだ齋藤の川崎F移籍は衝撃的だった。ポジション的にも経験値的にも、その穴を埋める活躍が期待される大津は「中途半端な覚悟では移籍してない。このチームを背負って立つ選手になるつもりで来ている」と力強く言い切った。

(取材・文 西山紘平)

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