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[Rookie League]“同じ相手に2回連続で負けてはダメ”。流経大柏が3-0で選手権決勝の雪辱勝利!

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前半32分、FW原涼太のゴールを喜ぶ流通経済大柏高イレブン

[4.29 Rookie League AGroup第1節 流通経済大柏高 3-0 前橋育英高 時之栖うさぎ島5]

 関東・静岡の強豪校の1年生が90分ゲームのリーグ戦で力を磨き、優勝を目指す「2018 Rookie League」が29日に開幕。開会式直後の開幕カードで1月の選手権決勝を戦っている前橋育英高(群馬)と流通経済大柏高(千葉)が対戦し、流経大柏が3-0で快勝した。

 流経大柏の斉藤礼音コーチは「誰が出ようが、同じ相手に2回連続流経が負けるのは絶対にダメ。こういうプレッシャーを感じてプレーして欲しい」と選手たちを送り出したという。選手権決勝では後半終了間際に決勝ゴールを許して前橋育英に敗戦。だが、この日は後輩の新1年生たちが先輩たちの悔しさを晴らすような試合を見せて勝ち点3を奪取した。

 序盤から流経大柏がプッシュ。2分、CB岩崎隆成の縦パスから仕掛けたMF三好麟大が幸運なPKを獲得する。このPKを三好が自ら左隅に決めて流経大柏が先制した。ハイプレスと球際の攻防で優位に立った流経大柏がシンプルにロングボールを前線に入れ、そこから三好のアイディアある動きなどから2点目を狙ったのに対し、前橋育英はなかなか敵陣深い位置まで攻め返すことができない。

 それでも、前橋育英はキープ力と左右両足から展開力のあるキックを見せていたMF櫻井辰徳とMF中村草太を配球役にボールを動かしてリズム。だが、流経大柏は32分、中盤でテンポ良くボールを動かしてからMF宮下蓮が1タッチのスルーパスを通す。抜け出した交代出場のFW原涼太が左中間から左足を振り切ると、ファインショットがゴール右隅に突き刺さった。

 開会式に出席した他校の選手たちをどよめかせる一撃。大興奮の原中心にゴールを喜んだ流経大柏が勢いに乗る。主将の左SB田村陸が「一番言われているのはプレスとか攻撃から守備の切り替えの速さ。課題は多かったけれども出せたと思います」と説明したように、本田裕一郎監督から直接指導を受けて叩き込まれてきた切り替えの速いプレッシングで前橋育英の攻撃の芽を摘み、自分たちのペースで試合を進めていた。

 後半は判断速くボールが動かし、サイドを変えながら攻める前橋育英がチャンスの数を増やす。8分には左クロスを巧みにコントロールした中村が決定的な右足シュート。14分には左サイドから素早くボールを動かし、逆サイドを抜け出したMF熊倉弘達が右足シュートを狙う。左SB中島修斗のロングスローなども加えて相手に圧力をかけていた。

 ただし、終始安定していたGK小林慶彦の好守や、DFがゴールをカバーしてクリアするなど流経大柏は際の部分で強さを発揮する。そして三好や原がハイプレスで相手ボールを足に当て、また勢いが加速。カウンターやFW谷澤佳紀の高さを活かした攻撃などからチャンスを作る流経大柏は、後半アディショナルタイムにダメ押し点を奪う。田村の縦パスで左サイドを抜け出したFW森山一斗が推進力ある動きでDFを振り切って中央まで持ち込み、右足シュートを決めた。

 前橋育英の北村仁コーチは流経大柏について試合開始直後と終了間際、けが人が出た直後という勝負の肝のところで得点を取りきったことを称賛。一方で緊張によって自分たちのプレーを出せなかったことと指摘し、「マジメな子たちが多い」チームが悔しさをバネに変わっていくことを期待した。

 一方、流経大柏の斉藤コーチは課題がありながらも、エネルギーを持って戦い切った選手たちの頑張りを評価。そして田村は「難しい試合になると思っていたのでその中で3点取れて、無失点に抑えられたのはデカイです。これで満足せずに次に繋げたい。無失点で優勝したいです」。目標は無敗優勝し、2年後のインターハイ優勝や選手権準Vを果たした3学年上の世代を超えて行くこと。満足することなく、すぐに頭の中を切り替えて次の一戦への準備をスタートしていた。

(取材・文 吉田太郎)
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