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東京Vから東京五輪へ! 先制アシストの渡辺皓太、アジア大会は「ただ行くだけじゃなく…」

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先制点をアシストした東京ヴェルディMF渡辺皓太

[8.4 J2第27節 東京V 2-1 大宮 味スタ]

 アジア大会に臨むU-21日本代表に選出されて迎えた最初の公式戦。東京ヴェルディMF渡辺皓太(19)はさっそく高いパフォーマンスを披露した。序盤に右サイドの突破から先制アシストを記録すると、その後も精度の高いスルーパスや力強いミドルシュートで多くの見せ場をつくった。

 今回のU-21日本代表は2年後の“東京五輪”に出場するチーム。渡辺にとっては昨年12月のM-150杯(当時はU-20日本代表)に続いての選出となった。「ボランチでもウイングでもプレーできて、動き回って相手をかき回し、球際は対人で負けないように頑張りたい」。年齢順では最年少にあたるが、「(年齢は)全然知らなかった」とアピールに燃えている。

 3日に代表選出が発表され、翌4日に初の試合となるJ2第27節の大宮戦に臨んだ。前半12分には、同じく東京Vユース育ちで「昔からやっているので話さなくても分かる」というMF藤本寛也との連携で右サイドを突破。マイナス気味のクロスでFWアラン・ピニェイロの先制弾をアシストした。

 その後も浮き球スルーパスやミドルシュート、相手のギャップに入り込んでのゲームメークなど、19歳とは思えない活躍を披露。だが、当の本人は「ここまでダメな試合が続いていたので、今日も『そこまで……』ですが、少しは改善できていた部分もあったかなと思います」と満足していないようだ。

 アジア大会では「ただ行くだけじゃなくて、試合に出て成長して帰ってきたい」と目標を設定。在京クラブからの“東京五輪”選出に多くのサポーターからも期待が集まっており、「U-21で活躍することで五輪に出場したい。そのためにはJ1に上がることが大事。今年の結果も意識していきたい」と2年後の大舞台に向けて、目の前の試合でアピールしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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