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名古屋のジョーが止まらない。4戦連発で横浜FMを下し最下位脱出!!G大阪が最下位転落

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名古屋ジョーが2得点で快勝

[8.15 J1第22節 横浜FM1-2名古屋 日産ス]

 前節21節に4試合ぶりに勝利した13位の横浜F・マリノスと3連勝中の最下位・名古屋グランパスが対戦。横浜FMは19歳のMF山田康太が5月19日のV・ファーレン長崎(日産ス)以来となるスタメンに抜擢。守備のシステムも従来の4バックから3バックに変え、4バックの左サイドバックに入っていたMF山中亮輔が左ウィングバック、右サイドバックに入っていたMF松原健が右ウィングバックに入り、スタートポジションをあげることで2の攻撃力を生かす布陣に変えてきたが、名古屋がジョーの4試合連続2ゴールで2-1で横浜FMを下した。
 
 開始早々、好調の名古屋が敵地で牙をむいた。左サイドを駆け上がったFWガブリエル・シャビエルが左足で鋭いクロスをあげ、ゴール中央に戻った横浜FMのDFドゥシャンが一度はカット。しかし、トラップが大きくなったところを、名古屋のエース、FWジョーが見逃さずに奪い返し、そのまま右足でシュート。左隅に決めて、4試合連続ゴールでチームに勢いをつけた。

 さらに18分には、名古屋は自陣で相手のパスをカットし、カウンター攻撃を仕掛ける。ピッチ中央からやや敵陣に入ったところにいたFWジョーがドリブルしながら、ゴール中央へ一直線に走っていったFW前田直輝にパス。前田はボールをうまく止めきれなかったが、もう一度、左サイドに走りこんでいたジョーにパス。ジョーはダイレクトに左足を振りぬいたが、ゴールマウスをとらえきれなかった。ジョーは同38分に相手選手を倒す反則でイエローカードをもらい、次節・鳥栖戦には累積警告により、出場できなくなった。

 前半24分にようやくホームの横浜FMが反撃を開始。敵陣の中央付近にいたMF山田から縦パスを受けたFWウーゴ・オリベイラがボールを奪いに来た2人の相手DFのギャップをつくように右足を振りぬいたが、名古屋のGKランゲラックにキャッチされる。

 さらに34分には、名古屋陣の右サイド深い位置から、名古屋のクリアボールが中央に中途半端にあがったところに、横浜FMのMF喜田拓也が走り込み、そのままダイレクトで右足を振りぬくが、ゴールマウスわずか左にそれ、前半は名古屋の1点リードで折り返した。

 後半に入ってすぐに横浜FMがホームの意地を見せた。同4分、中央から右サイドにいたMF松原にパス。松原は約3週間前までは同じチームメートだった名古屋のDF金井貢史とマッチアップ。金井が足を出してこないと判断すると、松原は小気味よく右足を振き、ボールは直接、左ネットを揺らし、貴重な同点弾となった。

 名古屋は後半22分、疲れの見えた38歳のMF玉田圭司にかえ、MF和泉竜司を投入。横浜FMも後半28分にFWウーゴ・オリベイラにかえてMF大津祐樹、MF山田にかえてFW伊藤翔が入る。さらに同24分には名古屋は前田にかわってMF相馬勇紀を投入し、両軍とも2点目を狙いにいった。

 後半44分、名古屋はそのかわった相馬のクロスにジョーが頭であわせ、横浜FMのGK飯倉大樹の手をはじき、勝ち越しゴール。2013年以来の4連勝を飾り、最下位を脱出。代わってガンバ大阪が最下位となった。横浜FMは名古屋と勝ち点差1となり、降格圏争いは混とんとなってきた。

(取材・文 林健太郎)

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