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迷いはそれぞれあった…連日の戦術練習にU-21代表DF杉岡大暉「やっぱり大事」

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U-21日本代表DF杉岡大暉(湘南)

 U-21日本代表は22日、24日のアジア大会決勝トーナメント1回戦マレーシア戦に向けてブカシ市内でトレーニングを行った。前々日から体調不良のMF三笘薫(筑波大)を除く19選手がグラウンドに姿を現し、約1時間汗を流した。

 ランニングやボール回しで体を温めると、ハーフコートでの5対5に移行。森保一監督が時おりプレーを止めて指示を送るなど、ビルドアップの確認に時間が割かれた。その後はフルコートでのゲーム形式のトレーニングを行い、練習を終えている。

 練習環境が整備されておらず、12日のインドネシア入り後、戦術練習が行われたのは昨日が初めて。昨日同様の練習場を使っての2日連続での戦術練習に、DF杉岡大暉(湘南)は「細かいところで合っていなかった部分を確認できるので、やっぱり練習は大事だとシンプルに思った」と充実の表情を見せた。

 森保ジャパンには最終ラインからつなぐというコンセプトがあるが、グループリーグでは足下でのつなぎに固執してボールロストする場面も散見。しかし、ビルドアップの練習を改めてこなすことで、「マイボールにするのか、蹴っていいのか迷いはそれぞれあったと思う。でも、練習ではっきりやるところはやっていいということで、そこは合わせられたと思う」と共通認識を持つことができたようだ。

 24日には「負けたら終わり」となるマレーシア戦に臨むが、「しっかり練習できたし、コミュニケーションも深まった。一体感を持って戦えば必ず結果はついてくる」とチーム一丸となり、まずはベスト8進出を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
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