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「感謝しかない」仙台にタイトル届けられず…DF板倉滉「何としても取りたかった」

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ベガルタ仙台DF板倉滉

[12.9 天皇杯決勝 浦和1-0仙台 埼玉]

 決意して臨んだシーズンが終わった。今季、下部組織から育った川崎Fを離れ、ベガルタ仙台に期限付き移籍加入したDF板倉滉は、クラブに初タイトルをもたらす機会を逃して悔しさを滲ませた。

「最後の最後まで本当に移籍した方がいいのかどうか迷った。ただ、仙台が自分をすごく必要としてくれているという熱意を感じたので、それは最後の一押しになったと思うし、フロンターレを離れて、一度違う場所で勝負したい気持ちもあったので移籍を決断した」

 J1リーグ開幕戦となったユアテックスタジアム仙台での柏戦では、J1初スタメンを飾るだけでなく、初のフル出場、さらに初ゴールを記録するなど最高のスタートを切った。負傷やU-21日本代表に招集されてチームを離れる時期もあったが、24試合出場3得点とシーズンを通してピッチに立ち続けた。

 初めての移籍で不安もあったようだが、クラブ関係者や渡邉晋監督、そしてチームメイトが「良い方たちばかりで受け入れてくれた」だけでなく、ピッチ上でも「周りのカバーによって自分の良さを出させてもらえた」ことで、「そういった意味では感謝しかない」と振り返る。

 だからこそ、タイトルを獲得して恩返しをしたかった。しかし、頂点まであと一歩に迫った天皇杯決勝ではフル出場したものの、浦和に0-1の完封負けを喫してタイトルを逃した。「この1年が充実していたというのは間違いなくある。監督が信用してこれだけ試合に出させてもらい、周りの期待もすごく伝わってきていたので、何としても天皇杯を取りたかった。勝って優勝を届けたかったので、すごく悔しいです」と唇を噛んだ。

(取材・文 折戸岳彦)
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