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”プレミアリーグ選抜”としてイングランド遠征控える流経大柏MF八木滉史が決勝点!

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流通経済大柏高は2年生MF八木滉史が決勝ゴール。((写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.5 選手権準々決勝 秋田商高 0-1 流通経済大柏高 フクアリ]

 流通経済大柏高は、プレミアリーグ選抜イングランド遠征メンバーのMF八木滉史(2年)が決勝点を叩き出した。前半6分、流経大柏はMF熊澤和希(3年)の左ロングスローからFW岡本竜(3年)がヘディングシュートを放つ。これは正面のDFに阻まれたが、小さなクリアに反応した八木が1タッチで先制点を押し込んだ。

 このゴールが決勝点に。八木は「決めたいとは思っていたんですけれども、本当に決められるとは思っていなかった。決められて嬉しいです。去年の決勝で負けてから、このためにやってきたので、得点という目に見える形でチームの勝利に貢献できたことは嬉しいです」と素直にゴールを喜んでいた。

 次期10番候補の一人だが、守備力の向上とともにボランチのポジションに定着。3回戦で、FC多摩ジュニアユース(東京)時代からの先輩であるCB関川郁万(3年)が決勝ゴールを決めたことに「自分もやらないといけない」と刺激を受けていた。

 この日は守備を意識しつつ、チャンスに絡み、後半20分にもポストをかすめる左足シュート。2点目を奪うことはできなかったが、しっかりと結果を残し、準決勝に向けて弾みもつけた。

 八木は高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2018における「NIKE NEXT HEROプロジェクト」イングランド遠征メンバー入り。プレミアリーグ王者のサンフレッチェ広島ユースFW桂陸人(3年)やガンバ大阪ユースMF岩本翔(3年)、ヴィッセル神戸U-18FW小田裕太郎(2年)ら年代別日本代表クラスのタレントたちとともに、今月末から行われる海外遠征に参加し、トッテナムU-18などと試合をするチャンスを得た。

「入れたことは嬉しいことですし、いい準備をして、そこで結果を残して代表などにかかわれるように」と意気込んでいる。また、流経大柏とは異なるサッカーに触れ、「ボランチに対して幅広い視野を持てるようになりたい」と八木。同じく高体連から参加するMF武田英寿(青森山田高2年)やMF鈴木唯人(市立船橋高2年)からも刺激を受けながら、負けないように結果を残すつもりだ。

 まずは目の前の練習、試合に集中。選手権で流経大柏の日本一獲得に少しでも貢献し、自信をつけてイングランドへ旅立つ。

(取材・文 吉田太郎)

●【特設】高校選手権2018

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