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07年アジア杯MVPの元イラク代表FWも、カタールを絶賛「W杯で優勝するチャンスがある」

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アジアカップを制したカタール

 2007年のアジアカップでMVP&得点王に輝いた元イラク代表のFWユニス・マフムードが、『Goal』のインタビューで、カタール代表に称賛の言葉を送った。

 カタールは、1日に行われたアジアカップ2019決勝で日本代表を3-1で下し、初優勝を達成。22歳にして同国のエースを務めるFWアルモエズ・アリは、決勝前に8ゴールを記録。

 元イラン代表のアリ・ダエイ氏が記録した大会最多得点記録に並んでいたが、ファイナルでもアクロバティックなオーバーヘッドで1ゴールをマーク。大会9得点で最多得点記録を更新。得点王に輝くとともに、大会MVPにも輝いた。

 2007年大会で主将としてイラクを歴史的初優勝に導き、MVPと得点王を受賞したマフムードは、アリの驚異のパフォーマンスについて「まったく驚かない」とコメント。大会前からそのポテンシャルに期待していたという。

「アルモエズはとてもいい選手だと思うし、彼がカタール・スターズリーグ(QSL)でプレーしているのを見ていた。彼は違いを生み出せる選手だね。私は彼が多くのゴールを決めると分かっていた。アルモエズにとっても、アジアカップという舞台でその優秀さを示すことができた。素晴らしいことだね」

 カタールは、07年のイラク初優勝以来、中東地域諸国から優勝を成し遂げた。マフムードは、カタールが7試合で19得点を挙げたことに着目し、そのクオリティの高さを改めて評価した。

「カタールの選手たちはとても良い。アクラム・アフィフとハサン・アルハイドスは、素晴らしいクオリティを持っているね。彼らはお互いに助け合いながら攻撃をする。これは非常に重要なんだ。カタールがうまく行ったように、それは湾岸諸国にとって良いことだよ」

 22年のW杯開催国であるカタールは今大会、世界に彼らのサッカーの可能性に気づかせることに成功した。日本や韓国、サウジアラビアといった伝統的なアジア強豪に勝利し、そのサッカーで競争できることを示した。

 最後にマフムードは、「カタールは若者の育成にフォーカスしている。彼らは若い頃にいくつかの海外リーグでプレーする。彼らがカタールに戻ってきたとき、とても良くなるんだ。カタールは2022年のW杯で優勝するチャンスがあると思うよ」と、さらなるカタールの躍進を期待していた。

●アジアカップ2019特設ページ
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