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アセンシオが土壇場V弾!! VARにも救われた王者レアル、アヤックスに敵地で先勝

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決勝ゴールを決めたレアル・マドリーFWマルコ・アセンシオ(写真右)

[2.13 欧州CL決勝T1回戦第1戦 アヤックス1-2R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグは13日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、3連覇中のレアル・マドリーアヤックスとのアウェーゲームに2-1で競り勝った。前半には大会初導入のVARに命拾いする場面もありつつ、1点を取り合って迎えた終盤にFWマルコ・アセンシオが決勝点。1点のリードを持ってホームでの第2戦に歩みを進めた。

 ホームのアヤックスは負傷により出場が危ぶまれていた司令塔のMFフレンキー・デ・ヨングが先発。来夏からはバルセロナへの加入が内定している中、将来のライバルクラブとの初対戦を迎えた。対するR・マドリーは主力中心で臨んだが、DFマルセロが外れてDFセルヒオ・レギロンが入った。

 序盤から主導権を握ったのはホームのアヤックス。攻撃では相手のスペースを見てミドルパスを果敢に狙えば、ボールを奪われてもR・マドリーの4-3-3に対してぴったりと前からハメに行き、自陣への侵入を全く許さない。中盤でのセカンドボール争いにも圧勝し、一方的な試合を展開していった。

 それでもR・マドリーは前半14分、FWビニシウス・ジュニオールのドリブルシュートで打開すると、同15分にはセットプレーから決定機を創出。組織で破れなくても個人技で切り裂こうという構えを見せた。それでもアヤックスは同26分、PA内に切れ込んだFWドゥシャン・タディッチがポスト直撃のシュートを放った。

 さらにアヤックスは前半35分、左に深く攻め込んだDFニコラス・タグリアフィコから小気味良い横パスが続き、最後はMFハキム・ツィエクが狙ったがGKティボー・クルトワがビッグセーブ。同37分には右CKからDFマタイス・デ・リフトがヘッドで競り勝ち、こぼれ球に詰めたタグリアフィコがネットを揺らした。

 優勢のアヤックスが先制したかと思われたが、ここで決勝トーナメントから採用されたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が大会史上初めて介入。主審がモニター確認をした結果、タグリアフィコのシュートの瞬間にオフサイドポジションにいた選手が、身体でクルトワの動きを妨害していたことが分かり、オフサイドの判定が下された。

 そのままスコアレスで迎えた後半はR・マドリーに最初の決定機。6分、DFダニエル・カルバハルの横パスを受けたベンゼマが強烈な右足シュートで合わせたが、GKアンドレ・オナナが身体を倒して防いだ。アヤックスは同7分、スルーパスにFWダビド・ネレスが抜け出すも、1対1でのシュートはクルトワに阻まれた。

 すると後半15分、ついにスコアが動いた。R・マドリーは中盤でMFルカ・モドリッチがキープし、S・レギロンが左サイド裏に浮き球をフィード。ビニシウスが頭でトラップしてそのままPA内にカットインすると、相手のマークを外して出したプレゼントパスをベンゼマが右足でしっかり決めた。

 ところがアヤックスも追いつく。後半30分、敵陣でのボール奪取を起点に左サイドを攻め込むと、タディッチのスルーパスにネレスが抜け出し、横パスに合わせたのはツィエク。レギロンに身体を寄せられながらも左足ダイレクトシュートで落ち着いて流し込み、自身にとっての大会初ゴールが貴重な同点ゴールとなった。

 それでも後半42分、R・マドリーは素早いカウンターからカルバハルが右サイドを突破し、グラウンダーでのクロスから途中出場FWマルコ・アセンシオがゴール。土壇場で勝ち越しに成功した。その後はアヤックスも攻め込んだがスコアは動かず。競り勝ったR・マドリーが1点のリードを保ち、3月5日のホーム第2戦に臨むことになった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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