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日本代表&U-22日本代表メンバー発表 森保一監督会見要旨

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日本代表の森保一監督

 日本代表森保一監督が14日、都内で記者会見を行い、22日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(日産ス)、26日の同ボリビア戦(ノエスタ)に向けた日本代表メンバーと、AFC U-23選手権予選に向けたU-22日本代表メンバーを発表した。

以下、森保一監督の会見要旨

森保一監督
「代表活動においては、アジアカップが今年1月に行われたが、残念ながら準優勝に終わった。皆さんの応援に応えられずに残念な思いでいっぱい。アジア杯で準優勝に終わったこと、その結果は取り戻せないので、UAEで味わった悔しさをこれからの代表活動の糧にしていき、日本代表をより強くしていくこと、より発展していくことを考えながらやっていきたい。

 A代表に関してはキリンチャレンジ杯のコロンビア戦、ボリビア戦にアジア杯からメンバーを13人入れ替えて臨むが、アジア杯でわれわれが経験したこと、培ってきたチーム力をさらに発展させられるように、チームとしてより強くしていけるように、また新たな選手を加えて日本代表のベースアップを図ること、これからの戦いにより結果を出せるメンバー編成を最終的にできるよう頑張っていきたい。

 U-23アジア選手権においても、2020年の東京五輪に向けて2020年4月にAFC U-23選手権の本大会がある。しっかり出場権を勝ち取り、東京五輪にいい準備ができるよう、このミャンマーでしっかり戦って、チーム力を上げていければと思っている」

―今回の2試合の大きなテーマは何か。またメンバーをかなり入れ替えており、アジア杯で主力だった選手が外れ、新たな選手が入ってきた。その意図は。
「まずはコロンビア、ボリボアともに南米で力のあるチームと試合ができることで、自分たちの立ち位置、われわれができること、われわれに足りないことを感じることができると思っている。試合は勝利を目指して戦いたいが、アジア杯から選手を入れ替えてキリンチャレンジ杯に臨むということで、日本代表としてのベースをさらに広く、強固にしていきたい。これからわれわれが臨む戦いの中で、一部のコアな選手だけでチームが回るということがないよう、より多くの選手に厳しい戦いを経験してもらい、チームのコンセプトをわかってもらうことによって、将来の戦いに生かしていければと思う。

 また南米勢との2試合を戦うことで、日本人のサッカー選手として、日本人のチームとしても学ぶことはまだまだある。どういうことかというと、非常に技術が高く、体の使い方が非常にうまいこと、個人の状況の駆け引きのところ、われわれはより身につけていかないといけないものがある。この試合を通じて選手に感じてもらいながら、われわれスタッフも感じて、日本のサッカー界にフィードバックできればと思っている。

 チームとしての戦いの中でも、選手ともよく駆け引きについて話しているが、試合の流れを読み取る力、個人として、チームとして試合の流れの中で最良の判断をするというところは、われわれがもっと身につけていかないといけないところ。この2試合を通して、それを感じていければと思っている。また、われわれ日本代表の活動だけではなく、日本サッカーの発展のためにまず良い戦いをするところ、日本人がどういうことができるのか、足りないところはどういうところなのかをこの試合を通じてサッカーファミリーとして感じていければと思う」

―攻撃面では香川真司選手、守備面では昌子源選手が加わった。これらの選手に求めるものは。
「香川と昌子源の招集に関しては、基本的にロシアW杯に参加していた選手たちはみんな力があると思っているし、私が監督になってからも全員招集したいと思っていた。今のところ実現はできていないが、そういった思いは持っている。これまで招集できていなかったのは、怪我があったり、そして日本代表の強化をしていく過程においてタイミングが合わなかったりしたところがある。彼らが力を持っていることはロシアW杯にスタッフの一人として帯同して分かっている。一緒にチームとして仕事ができて嬉しく思うし、彼らも日本代表の一員として、またあらためて考えてもらえるように活動できればと思っている。

 またその2人だけではなく、これまで私がA代表の監督になって、招集できなかった選手の中にもまだまだ力がある選手もいると思うし、ロシアW杯を最後に招集できていない選手もいる。これまで呼べていなかったとしても、日本代表の候補としてテーブルに上がっている選手はまだまだいる。ここでは招集の話しかできないが、スタッフ一同でいろんな選手をスカウティングしながら、これからも(選考を)しっかり進めていきたいと思っている。

 アジア杯からメンバーを入れ替えた中で、次のベースアップという話をさきほどしたが、ここで招集していない選手はアジア杯で長期間活動できて、彼らの力をどうチームの中に生かしていけるかは把握できたところもある。怪我や彼らがチームの中で置かれている立場も踏まえて、またこれからも日本代表の戦力として考えていきたいし、これからの活動で日本代表に目を向けてもらえるようにできればと思う」

―前線で鈴木武蔵選手、鎌田大地選手が選ばれたが、アジア杯は大迫勇也選手の不在がテーマになった。そこで2人に求めるものを教えてほしい。また、コパアメリカに向けて、今回の目標は何か。
「まず大迫頼みの攻撃の戦術というところは私も質問を受けたり、いろんなところで見聞きしている。彼が日本代表にとって非常に重要な選手であることは、これまでの活動の中で彼が示しているとおり、チームの戦いのとおり間違いない。ただ、これは大迫だけじゃなく、誰が抜けてもその時のメンバーで、出ている選手でベストな戦いをすることを常に考えていきたい。

 大迫が怪我でプレーできなかったこと、回復に向けてコンディションが上がっているという状態は見ているが、誰が抜けたからではなく、私も監督としてチームとして、その時のメンバーの中で最善の戦いと、日本としてベストな戦いをできるようにしたい。選手の良さを少しでも活かていけるように、柔軟に戦えるように、監督としてもトライしていきたいと思っている。

 また、コパアメリカへの準備だが、今回のキリンチャレンジ杯のメンバーが何パーセントの割合でコパアメリカにつながるかわからないが、全ての活動は次につながっていると思う。今回のキリンチャレンジ杯のコロンビア戦、ボリビア戦を踏まえた上で、より良い形でつなげていきたい」

―初招集の攻撃陣に期待することは。
「期待するところは得点。まずは得点を取ってもらいたいと思っているし、得点を奪う局面に絡んでほしいと思っている。2人ともそれぞれいいところはあるし、鎌田の招集にあたってはベルギーでレギュラーシーズンの終盤ということで得点を残している選手だし、昨年シントトロイデンの視察をした際にも攻撃の起点として、攻撃の核として機能しているのを見てきました。それを今回の代表活動でも生かしてもらえればと思っている。

 鈴木武蔵はJリーグはまだ序盤だが、結果を出していることはわかりやすいし、札幌の中でも彼が攻撃の部分で裏に抜け出すスピード、前線の起点になるところで良さを活かしながらプレーしている。日本代表の活動でも他の選手と同様に、チームのコンセプトの中で自分の良さを最大限出してもらいたいと思っている。われわれもスタッフの一人として、彼が思い切って自分のプレーを発揮できるように、出場がどうなるかわからないが、トレーニングの中で、試合の中で良さを活かしていけるように働きかけをしていきたい」

―守備陣はどうか。
「攻撃にしても守備にしても言うことは変わらない。まずは彼らが所属チームの中で存在感を発揮して、われわれの代表のスカウティングの中で、名前が挙がってきて日本代表に選出されていること、そこは攻撃でも守備でも関係ない。日本代表の戦うコンセプトの中に彼らの良さを活かして欲しいと思っている」

―新しいメンバーでベースアップを図っていく中で、どういった部分を上積みしていきたいか
「まずは新しいメンバーがキリンチャレンジカップに加わってくるので、基本的なベースの部分はもう一回押さえないといけないと思っている。全体的にチームの戦い方を理解してもらうようにやらないといけない。チームとしてこれからレベルアップしていかないといけない部分では、アジア杯で出た成果と課題において、課題の部分をチームのレベルアップにつなげたい。

 具体的には、個の部分で局面を突破するところ、連携連動の部分で局面を突破するところの質を上げていかないといけない。アジア杯では、試合前に毎試合ごとフィードバックのミーティングをして、成果と課題を伝えていたが、より守備から攻撃になった時に、相手にプレッシャーをかけられているときにボールを保持して攻撃するところをさらに上げていかないといけない。カウンターの形はアジア杯の中で作ることができてきたが、最後にシュートで終わる、得点を決めるところでまだまだクオリティーを上げていかないといけない。攻撃の部分ではそういうところを伝えていければと思っている

 守備の部分でも局面で勝つことは必要になるし、守備でも個の力を大きくするところが必要だと思う。チームとしてボールを失った瞬間、相手にボールを保持された時にどうするかという基本的な考えと、押し込まれた時にどうするかという部分、局面の中でどうしたらいいかという部分で、チームとしての共通理解を上げていければと思っている」

(取材・文 竹内達也)

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