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「1回のミスで悩むなら…」決定力不足? “16本0得点”に対する森保監督の見解は

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『決定力不足』に言及した森保一監督

 日本代表は22日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(●0-1)で、森保一監督の就任13試合目で初めて無得点に終わった。シュートは16本を記録したことで、おなじみの『決定力』を課題に挙げる声もあったが、指揮官は攻撃陣の積極性に一定の理解を示した。

 コロンビア戦では2列目トリオのMF南野拓実(ザルツブルク)、MF中島翔哉(アルドゥハイル)、MF堂安律(フローニンゲン)がいずれも3本ずつのシュートを記録。全体的にも積極性が目立った一方で、フリーでパスを呼び込む味方に出さず、無理な体勢で枠外に放つような場面も一部に見られた。

 森保監督は25日、翌日に控えるボリビア戦に向けた公式記者会見に出席。コロンビア戦からの攻撃の改善点を問われると、「無得点で終わったり、あるいは得点が入ったとしても相手がスコアを上回れば、決定力が課題にあがってくる部分はある」と述べつつ、シュート選択に関する考え方を述べた。

 強調したのはシュートを打つ選手に対する周囲のサポートだ。「(シュートを打つ)選手がクオリティーを上げるところと、シューターまでのパスコースを作って走ること、オフ・ザ・ボールで走る選手の存在が必要」。多くのチャンスでは相手DFに目の前で対応されており、味方選手の動きがあればシュートコースを広げられる場面はたしかにあった。

 その上で、フィニッシュを担うことの責任も求める。「シュートを打つ選手もその状況(フリーになっている味方選手)が見えていて、かつ自分が打った方がいいと思った場合に積極的に打ってほしい」。その範囲内で「自分が決めるという意識は常に持ってほしい」と積極性を求めた。

 24日には初招集のMF香川真司(ベシクタシュ)も同様の私見を述べていた。「特長がある選手が多く、外からでもどんどん打てる。シュート力もスキルも非常に高いので、そこはどんどん狙っていくべき。サッカーはゴールを決めないと勝てないスポーツなので、本質をどれだけ捉えられるか。それで勝てないようじゃ、良しとしているところではない」。

 時にはパスが来ないことも考えられるが、「もしボールが来なかったらどんどんアピールしていきたい」と望むところ。「その中でお互い主張していけるかだし、そこで決め切れるやつが上に行けると思うので、積極性というのは非常に大事。僕もそうでしたし、そういう勢いだったり自分が行くという気持ちは非常に大事」と理解を示した。

「コロンビア戦でも選手は非常にアグレッシブにボールに向かうというプレーをしてくれたと思うし、なかなか中央は崩せなかったけど、中央を崩す努力をしたこと、ミドルシュートで果敢に狙ったことは大切にしていきたい。1回のミスで悩むなら2回目のチャンスを作ること、2回目がダメなら3回目、前向きなトライをしてほしいと伝えた」(森保監督)。

 シュートを打てば打つほど『決定力不足』との批判は避けられないが、シュートのトライをせずに得点を奪えないのであれば本末転倒。若き森保ジャパンは前向きなトライを求めつつ、時には失敗を乗り越えながら、着実に成長していくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)

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