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まさに怪我の功名…マンCが2発完封で“マンチェスター・ダービー”を制して首位浮上

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先制点を決めたベルナルド・シウバ

[4.24 プレミアリーグ第31節延期分 マンチェスター・U 0-2 マンチェスター・C]

 24日、プレミアリーグ第31節の延期試合が行われ、オールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティが対戦。前半はスコアレスに終わったが、MFベルナルド・シウバとMFレロイ・サネの得点により、シティが“マンチェスター・ダービー”を2-0で制した。

 20日のエバートン戦(0-4)でまさかの大敗を喫したユナイテッドは先発を5人変更し、DFアシュリー・ヤングとDFルーク・ショー、DFマッテオ・ダルミアン、MFアンドレアス・ペレイラ、MFジェシー・リンガードを起用。攻撃的でサイドを幅広く使うシティに対抗し、5-3-2のフォーメーションを採用した。

 対するシティは、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝で顔を合わせ、敗退に追い込まれたトッテナムと19日に対戦し、1-0で勝利。リーグ10連勝で宿敵の本拠地に乗り込んだ。先発は3人を入れ替え、DFビンセント・コンパニ、MFフェルナンジーニョ、MFダビド・シルバを起用した。

 6位ユナイテッドはトップ4入り、2位シティとしては連覇に向けて負けられないダービー・マッチ。立ち上がりから互いに気持ちの入ったプレーが見られ、ハイペースな試合展開に。ユナイテッドは5バックでしっかりシティの攻撃に対応。攻撃時には、縦に早く攻め込み、キックの精度に定評があるFWマーカス・ラッシュフォードが遠めから積極的にシュートを放つなど、テンポの速い攻撃をみせた。

 シティはボールを素早くつなぎ、相手の守備がズレたところにMFイルカイ・ギュンドアンらが走り込み、連動して崩しにかかった。前半19分にD・シルバが落としたボールをMFベルナルド・シウバが右足シュート。43分にはD・シルバ、ギュンドガン、FWセルヒオ・アグエロとつないで、PA左から中央に運んだFWラヒーム・スターリングが右足シュートを放つが、GKダビド・デ・ヘアのセーブに阻まれた。

 全体的に攻守でスピード感のある前半はスコアレスで終了。シティは後半6分、フェルナンジーニョがMFポール・ポグバのシュートブロックに入った際に右足を痛め、MFレロイ・サネとの交代を余儀なくされた。サネが3トップの左に入ったことにより、スターリングが右、B・シウバが右インサイドハーフ、ギュンドガンがアンカーにそれぞれポジションを変えた。

 すると、後半9分に均衡が破れた。ギュンドガンのパスをPA右で受けたB・シウバがボールを左にずらして素早く左足を振り抜くと、対峙したショーもブロックできず、ニアに吸い込まれてシティが先制に成功する。さらにシティは11分、D・シルバがマイナスに折り返したボールをアグエロが右足シュート。これは右ポストをかすめ、追加点とはならなかった。

 ユナイテッドは後半14分、ペナルティーアーク内でFKを獲得。ポグバが右足で狙うが壁に当たってしまい、チャンスを生かせず。すると、21分に痛恨の失点。自陣でパスカットしたシティがカウンターを仕掛け、スターリングがドリブルで前に運び、アグエロが相手を引きつけて空いたスペースにパスを送る。これを受けたサネがPA左から左足シュートをニアに決め、2-0とリードを広げた。

 追い込まれたユナイテッドは後半27分、A・ペレイラに代えてFWロメル・ルカクを投入。ルカクがラッシュフォードと2トップを組み、リンガードをトップ下に入れた。これで攻撃に厚みができ、敵陣でセカンドボールを回収する回数を増やしたが、なかなか決定機は生まれず。38分にはダルミアンとリンガードを下げ、FWアレクシス・サンチェスとFWアントニー・マルシャルを入れ、交代カードを使い切った。

 シティは後半44分にFWガブリエル・ジェズスとDFダニーロを送り込み、そのまま2-0で完封勝利。シティが勝ち点89で首位に立った。一方、連敗したユナイテッドは勝ち点を積み上げることができず、トップ4入りに向けて28日の4位チェルシー戦は絶対に負けられない戦いとなる。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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