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昇格組大分の躍進続く!! “苦労人”FW藤本がリーグ首位タイ7点目、湘南破って3位キープ

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得点ランキング首位タイに立った大分トリニータFW藤本憲明

[5.12 J1第11節 湘南0-1大分 BMWス]

 J1リーグは12日、第11節を各地で行い、大分トリニータ湘南ベルマーレを1-0で破った。JFLで4年間プレーした経験を持つ“苦労人”FW藤本憲明が得点ランキング首位に並ぶ今季7得点目を挙げ、6戦負けなし(4勝2分)で3位をキープ。湘南は終盤に猛攻を見せるも1点が遠かった。

 ホームの湘南は前節の名古屋戦(△1-1)から先発1人を変更。出場停止のDFフレイレに代わってU-20日本代表選出されたMF鈴木冬一が入った。大分は前節の鳥栖戦(○2-0)からMF前田凌佑が外れ、MF長谷川雄志がリーグ戦初出場初先発を飾った。[スタメン&布陣はコチラ]

 立ち上がりは一方的に湘南のペース。中盤の球際をことごとく制し、サイドを広く使ってハーフコートゲームを演じる。苦しむ大分守備陣は立て続けにファウルを犯し、鈴木冬や古巣対戦となったMF梅崎司が惜しいFKを披露。それでもなかなか得点を奪えずにいると、徐々に一進一退の攻防になっていった。

 大分は前半27分、GK高木駿からのロングキックをFWオナイウ阿道が落とし、MF小塚和季が繋いで藤本がボレーで狙うも枠外。湘南は同32分、左サイドでDF杉岡大暉が残してMF松田天馬が左足ミドルを放ったが、高木のビッグセーブに阻まれた。大分は前半終了間際、小塚のボレーが藤本に当たって決定機を逸した。

 スコアレスで迎えた後半2分、湘南は右サイドからのFKを鈴木冬が蹴り込むと、ファーでDF坂圭祐が落としたボールをFW山崎凌吾が振り向きざまにボレーシュート。強烈なボールが大分ゴールを襲ったが、高木がまたもビッグセーブを見せた。大分は直後の同3分、オナイウの浮き球パスから藤本が抜け出すも、シュートはミートしなかった。

 それでも後半7分、ついにスコアが動いた。大分はDF鈴木義宜が縦につけると、松本のパスを受けたMF島川俊郎がダイレクトで湘南の最終ライン裏にスルーパス。これに藤本が抜け出すと、相手のプレッシングに耐えてゴール前に走り込み、GK秋元陽太を抜いて左足でネットに突き刺した。藤本は得点ランキング首位に並ぶ今季7点目となった。

 湘南は後半26分、梅崎に代えてFW指宿洋史を投入。対する大分が同27分、古巣対戦となったMF高山薫を下げて同じく元湘南のMF三竿雄斗を左ストッパーの位置に入れると、湘南もすぐさま武富に代わってMF中川寛斗、鈴木冬に代わってMF古林将太を投入した。大分は同33分、DF高畑奎汰のクロスに藤本が頭で合わせるも枠を外れた。

 湘南は後半34分、指宿のパスを受けた山崎が右足で狙うもボールは高木の正面。同36分には松田のシュートは高木が止め、こぼれ球に中川が詰めたがオフサイドとなった。大分は同40分、MF松本怜のクロスに合わせたオナイウのヘッドはクロスバー直撃。それでも今季初出場のDF岡野洵を入れて守備固めに出た大分が1点リードを守り切り、敵地で貴重な勝ち点3を獲得した。

(取材・文 竹内達也)
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