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強豪校の練習施設に潜入取材。代表GK輩出、250名もの部員が力磨く公立校・浦和東の練習場は?

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埼玉の公立の雄、浦和東高は土のグラウンドで力を磨いている

 高校サッカーの強豪校はどのような環境でトレーニングしているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。各校の協力によって、高校進学を控えた中学生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第21回は日本代表GK川島永嗣(ストラスブール)の母校で、激戦区埼玉県で選手権出場5回、インターハイ出場8回を記録している公立の雄。今年の関東大会予選も準優勝し、関東大会出場を決めている浦和東高のグラウンドなどを紹介する。

■土のグラウンドで力を磨き、私学に対抗





 浦和東は、埼玉県さいたま市緑区にある公立校で、練習場は校内の土のグラウンドだ。250名にも及ぶ部員が1面半のスペースを活用して一斉にトレーニングする光景は雄大だ。約250名の部員がトップ、サテライト、ユースの3つのカテゴリーに分かれてトレーニング。取材日はストレッチやGK練習、サテライトチームの半数のトレーニングをグラウンド端にある小さな人工芝スペースで行っていた。

■目の前に埼スタ


 学校から高校サッカーの“聖地”埼玉スタジアム2002までの距離は1.2kmほど。徒歩15分で訪れることができる。短縮授業の際などは、埼玉スタジアムの人工芝グラウンドを活用してトレーニングを行っている。

■土のグラウンドで成長






 私学勢優勢の埼玉県にあって、渡り合っている“公立の雄”だ。今年は注目CB松本ケンチザンガ(3年)やCB安食龍成(3年)らを擁して関東大会予選で準優勝。現在は、堅守速攻、セットプレーの強さをベースに加え、多彩な攻撃を身につけるための練習に励んでいる。

■公立ながらコーチ11人。充実のサポート体制





 指揮を執る平尾信之監督は同校のOBで元主将。国体埼玉県選抜のコーチ、監督も務めていた気鋭の指導者だ。兄はプロ野球の阪神や西武で活躍した平尾博嗣氏(現西武コーチ)。コーチ陣には、三郷工技術高時代に元日本代表CB中澤佑二を指導した村田義昭総合コーチも名を連ねている。250人の部員を11名のスタッフがサポート。公立校としては異質の体制の下で選手たちは日々成長を目指している。

■偉大な先輩に続く






 浦和東OBのGK川島永嗣が日本代表復帰を果たした。部室の壁には川島が高校卒業時に記した「浦東魂ここにあり」の文字が残されており、現役選手たちは練習開始前と練習後に「浦東魂ここにあり」と同じ言葉を発してグラウンドに挨拶。先輩たちが築いてくれた伝統に感謝し、新たな歴史を刻んでいくという思いがある。

■埼玉を勝ち抜いて全国へ





 今年は関東大会への出場権を獲得。インターハイ、選手権でも埼玉突破するため、現状に満足することなく、高い意識と目標を持って日々挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)

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