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幻ゴールの郷家、VAR取り消し後の動揺…「日本の心理状態が不安定になった」

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MF郷家友太(神戸)のゴールは幻となった

[6.4 U-20W杯決勝トーナメント1回戦 U-20日本代表 0-1 U-20韓国代表]

 先制点が決まったかと思われたが、ゴールは幻に消えた。U-20日本代表MF郷家友太(神戸)がゴールネットを揺らしたのは後半5分だった。MF齊藤未月(湘南)がゴールに背を向けてアバウトなボールを蹴り込むと、エリア内のFW宮代大聖(川崎F)がシュート。これはGKイ・グァンヨンに阻まれたが、「ここしかない」とこぼれ球に詰めた郷家が左足ダイレクトで押し込んだ。 

 日本は歓喜の輪をつくったが、その2分後、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入で宮代のオフサイドが認められ、ノーゴールの判定。Jリーグで未経験だったVARでゴールが取り消されたあと、チームに「動揺」があったと明かした。

「点を決めた時はうれしかったし、韓国が抗議しているのは知らなかった。VARの判定が出てしまって、日本の心理状態がそのあと多少、不安定になってしまったのは反省点だったと思います。動揺したというのが素直な気持ちで……。そのあと戻すのに時間がかかったし、そういう修正能力をもっとつけていかなきゃいけなかった」

 初戦のエクアドル戦に先発したが、その後はコンディション不良で2試合をベンチから見守った。別メニュー調整が続いたが、ノックアウトステージに間に合わせた。5月31日にFW田川亨介(FC東京)とMF斉藤光毅(横浜FC)が負傷離脱。得点源を欠く危機的状況とあって、サイドハーフが主戦場だった郷家は2トップの一角で起用された。

 “ゴール”の瞬間は「これでチームに恩返しができた」と感慨深かっただけに、ショックは残った。後半23分にベンチに下がると、チームはそのあともチャンスを生かせず、後半39分に失点。2大会連続の16強敗退となった。

「立ち上げから2年半を振り返ると色々なことがあって。影さん(影山雅永監督)も最初から僕を呼んでくれて、実感は沸かないですけど、試合が終わって涙が勝手に出てきた時は、もうこれで終わりなんだなっていうのは、挨拶にいくときに思いました」。影山ジャパンの挑戦は幕を閉じ、「もっともっと上を見ていた」と声を落とした。

(取材・文 佐藤亜希子)
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