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神セーブ連発のGK櫛引から土壇場で同点ゴール奪取! 3位甲府が首位山形と劇的ドロー

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甲府はホームで首位山形とドロー

[6.8 J2第17節 甲府2-2山形 中銀スタ]

 J2第17節が8日に行われ、3位ヴァンフォーレ甲府はホームで首位モンテディオ山形と2-2で引き分けた。FW阪野豊史に2ゴールを許したが、FW宮崎純真とFW佐藤洸一の得点で2度追いつき、勝ち点1を獲得。連勝は3で止まったものの、4試合負けなし(3勝1分)で暫定2位に浮上している。

 甲府は前節・新潟戦(2-0)から先発を2人変更。対する山形は前節・鹿児島戦(1-0)から4人を入れ替え、5月30日にG大阪からの育成型期限付き移籍が発表されたばかりの21歳DF野田裕喜を3バックの中央に抜擢した。

 互いに3-4-2-1の布陣を採用するミラーゲームとなった一戦。甲府は前半8分、MF横谷繁の早いリスタートからFWドゥドゥがPA内右に抜け出し、GK櫛引政敏との1対1を迎えるも、右足のシュートはストップされる。山形も同16分に左サイドの崩しからFW南秀仁の折り返しをフリーのMF柳貴博が右足で押し込むが、オフサイドで得点は認められなかった。

 その後、甲府は何度もチャンスを迎えながらGK櫛引に阻まれ続けると、前半38分にドゥドゥが競り合いで左肩を負傷するアクシデント。同41分に宮崎が緊急投入された。

 堅い守備で耐える山形は、後半6分に先制する。右CKからキッカーのMF中村駿が右足でクロスを送り、DF小出悠太に当たってこぼれたボールを阪野が右足でプッシュ。背番号11の約3か月ぶりとなるゴールが生まれ、ついに均衡を破った。

 しかし、甲府は高卒ルーキーが大きな仕事を果たす。後半17分、古巣対戦のMF内田健太がPA内左から左足でクロスを送ると、ファーに流れたボールに宮崎が反応。角度のない位置から右足で強烈なシュートを突き刺し、同点ゴールを挙げる。地元山梨学院高から今季加入した宮崎は、これがプロ初得点となった。

 同点に追いつかれた山形だったが、後半20分にFW橋爪勇樹からボールを奪ったMF山田拓巳がPA内左に進入したところで橋爪に倒され、PKを獲得する。同22分にPKキッカーを託されたのは阪野。右足でゴール右下に決め、2-1と勝ち越しに成功した。

 甲府は後半23分にFW佐藤洸一、同36分にMF森晃太を投入して打開を図ったが、ビッグセーブを連発するGK櫛引からなかなか2点目を奪えない。それでも同アディショナルタイム3分、左サイドの内田が左足でクロスを入れると、ファーでマークを剥がした佐藤がヘディングシュートをゴール右に叩き込み、起死回生の同点弾を挙げた。

 試合はそのまま2-2で終了。8試合ぶりの複数失点となった山形は7戦無敗(4勝3分)で首位に踏みとどまったが、明日に試合を行う勝ち点3差の暫定3位水戸の結果次第で、2位に後退する可能性がある。

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