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酒井高徳と内田篤人が7年ぶりの“直接対決”「久しぶりでワクワクしていた」

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試合後、サポーターの前で整列するMF酒井高徳

[11.30 J1第33節 鹿島1-3神戸 カシマ]

 元日本代表サイドバック対決が7年ぶりに、Jリーグでは実に10年ぶりに実現した。ヴィッセル神戸MF酒井高徳鹿島アントラーズDF内田篤人。「ドイツで一緒だっただけでなく、代表でもW杯を一緒に戦った選手」(内田)という2人だったが、公式戦で対決するのは意外にも数えるしかなかった。

 10年夏に鹿島からシャルケに加入した内田と、12年1月に新潟からシュツットガルトに加入した酒井。内田は昨年1月に古巣に復帰し、酒井は今夏に神戸へ移籍した。6年間、同時期にドイツでプレーしていたことになるが、ブンデスリーガでの直接対決で2人がそろって出場したのは12年12月8日のシャルケ対シュツットガルト戦だけだった。

 ところが、この試合で酒井はMFルイス・ホルトビーに対する危険なスライディングタックルで後半22分に一発退場。また、内田、酒井ともに右サイドバックでの先発だったこともあり、マッチアップはしなかった。「試合前から楽しみにしていた。シュツットガルト時代以来だし、そのときは退場していたので、久しぶりにやれるのでワクワクしていた」と酒井は明かす。

 Jリーグでの対決となると、09年10月4日の鹿島対新潟戦以来、約10年ぶりだった。当時は酒井が途中出場だったうえ、「まだ面識もなかったので……」。この日は内田が右サイドバック、酒井が3-4-3の左ウイングバックで先発し、立ち上がりから激しくマッチアップした。

 前半12分にはタッチライン際の攻防で両者が激しく交錯した。ピッチに倒れ込んだ酒井は試合後も右足首をアイシングしていたが、「あんなの普通だから」とどこ吹く風。「(内田が)膝の状態が万全でない中、ガツガツ来る感じは僕がJリーグに求めている感じだったし、“これこれ”って感じだった」と純粋に楽しんだ。31歳の内田と28歳の酒井。内田は「僕より若い選手だし、改めて素晴らしい選手だなと思った」と可愛がってきた“弟分”を素直に称えていた。

(取材・文 西山紘平)

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