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興國の注目FW樺山も「やっぱりスーパー」「ヤバい」と絶賛。昌平エースMF須藤が上手さで上回り、先制弾も!

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後半6分、先制ゴールを喜ぶ昌平高MF須藤直輝(右)

[1.2 選手権2回戦 昌平高 2-0 興國高 浦和駒場]

 試合終了後、握手をかわす際、昌平高の10番MF須藤直輝(2年)は興國高の10番FW樺山諒乃介(2年)から「オマエはやっぱりスーパーだな」と声を掛けられたのだという。2人はともに昨年3月のU-17日本代表候補合宿に選出され、今回の対戦前から連絡を取り合っていたという間柄。須藤はそのライバルを驚かすようなプレー、そしてゴールでチームを勝利へ導いた。

 須藤は序盤から「そこへ潜り込むか?」というようなコース取りのドリブルで相手守備網へ切れ込んで行ったり、キープ力、抜け出しからのシュートでも怖い存在に。だが、前半終了間際には勝負に行くべきところで引いてしまい、ハーフタイムには「(バイタルエリア、PAから)いかにドリブルで上手く仕掛けられるか。思い切って彼ができるチャレンジをしていけば相手が嫌なんじゃないかと思って話をしました」と藤島崇之監督からアドバイスを受けた。

 この言葉を受けた、須藤がアグレッシブな仕掛けからゴールをこじ開ける。後半開始直後の6分、PA内右寄りの位置でMF小川優介(2年)をサポートする形でボールを奪うと、ゴール方向へ向かう動きから強引にシュート。そして、こぼれ球を左足でゴールへねじ込んだ。

 須藤は高校サッカー選手権に憧れて、大宮ジュニアユースから高体連の昌平へ進学。「今までで一番嬉しいというか、ずっと夢見ていた舞台だったのでゴールを決められたことは素直に嬉しかったですし、地元でたくさんの人が応援に来てくれるというのは言われていたので、その人たちに恩を返せたのは良かった」と微笑んだ。

 エースとしての仕事をして勝利に貢献。樺山はその須藤を「ヤバいやつ」と絶賛していた。関西で言えば樺山は1ランク抜きん出たアタッカー。だが、その樺山にして須藤は「タイプが違う」と舌を巻くレベルだったようだ。

「負けたくないという意識は持ってやっていたんですけれども、今は(須藤)直輝の方が上手いです。仲が良いのでアイツがボールを持ったらずっと『はよ奪ってくれ』と思っていたんですけれども、アイツは奪われないです。自分よりも楽しんでいた」と賛辞の連続。自身のプレーで西の注目エースの心に火をつけた須藤は、ここで満足せずにもっと活躍する考えだ。

 守備でも貢献していた須藤だが、この日の自身のプレーについては「60点」と厳し目の評価。「もっとゴールにかかわれたというのと、1点じゃ足りない」という昌平の2年生エースが、國學院久我山高との3回戦ではより相手を驚かすような動きをしてチームを再び勝利へ導く。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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