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アーセナル、従業員帰休阻止のため選手と減給に動くも…交渉は難航か

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アーセナル、選手の減給交渉は難航か

 アーセナルと選手のサラリー削減もしくは受け取り保留に関する交渉が、難航しているようだ。

 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響を受けるフットボール界。一部地域を除いて、3月中旬までにシーズンは中断され、再開の見通しが立たない中、活動停止に追い込まれる多くのクラブが財政面で苦境に立たされている。

 これを受け、プレミアリーグではリバプール(後に決定を取り下げ)やトッテナムをはじめ、複数のクラブが経済的負担の軽減を目的に政府の支援を受けるべく、波紋が広がる中で選手以外のスタッフの帰休を発表。一方、サウサンプトンは従業員のサラリーを保証するために、選手やコーチングスタッフ、首脳陣の一部給与を3カ月間保留にすることを発表していた。

 そんな中、イギリス『テレグラフ』によると、アーセナルは政府からの支援に頼ることなく4月末まで全従業員にサラリーを支払うことを目的に、首脳陣と選手側がサラリー削減に向けて交渉開始したという。リーグ戦中断によって十分な収益が見込めない中、年間2億30000万ポンド(約310億円)と報じられるサラリーが財政圧迫の大きな要因になっており、双方は交渉に臨んでいるものの、停滞しているようだ。

 また同メディアは、いくつかのオプションが提示されたと伝えている。その1つが、チャンピオンズリーグの出場権を獲得できれば、減給を見送るというもの。しかし、28試合消化時点で4位まで勝ち点8差の9位と実現は厳しいということもあり、この案は拒否されたという。

 それでも、従業員の一時帰休を避けるために、アーセナル首脳陣と選手は交渉を続けているようだ。

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