beacon

[MOM3176]東山FW松原綾成(3年)_好機逃さず2発!“東山のレワンドフスキ”へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

東山高FW松原綾成は2得点。前線で身体を張ったボールを収める仕事も

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.3 和倉ユース大会予選リーグ 桐生一高 0-3 東山高 和倉多目的G(Aコート)]

 決勝トーナメント進出を懸けた大一番で2得点を挙げたストライカーの憧れの存在は、FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)。19-20年シーズンのブンデスリーガMVP&得点王に輝いたストライカーのプレー動画をよく見ているという。

「ゴール前での駆け引きだったり、飛び出しだったりがずば抜けている」。“東山のレワンドフスキ”になるべく東山高FW松原綾成(3年)はDF背後への抜け出し、シュートを磨き、自分の武器に。全国の強豪校相手にその成果を発揮している。

 この日は前半9分にカウンターからMF掛見直央主将(3年)のスルーパスを引き出して先制点。「最初押し込まれていたので、ファーストチャンスがカウンターで来るって思っていたました。そういうところをしっかりと決められたので良かったです」というゴールでチームに貴重な1点をもたらした。

 2点目は右FK時にDFの隙を見つけ、キッカーの掛見にサインを送ってボールを要求。ほぼ狙い通りに、MF大田隆叶(3年)を経由したボールが上手く松原の足元に入り、2点目を決めた。

 178cmの高さや前を向いた際のラストパスの精度も備えた松原は、いかに自分の形でボールを受けるかを常に考えているという。この日は良い形でボールを引き出して2得点。次は全国トップレベルの堅守を誇る青森山田高からのゴールを目指す。

 今までは自分のプレーで精一杯になっていたが、最高学年になってよりチームのためにプレーすることを意識し、それができるようになってきている。「3年になって、インターハイもなくなって選手権へ向けて戦っている中で、『チームのためにやらないとダメだ』と分かってきていて、チームのためにやることを意識しています」。そのストライカーは今大会、何よりもチームのために働き続け、勝利に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
第8回和倉ユースサッカー大会2020特設ページ
●【特設】高校選手権2020

TOP