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横浜FMも今大会初黒星…フッキ不在の上海上港を崩せず、クラブ史上初のGL突破決定お預け

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上海上港と勝ち点9で並んだ

[11.28 ACLグループH第4節 横浜FM1-2上海上港 アルジャノブ]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は28日、第4節を行い、横浜F・マリノスが上海上港(中国)に1-2で敗れた。同日のヴィッセル神戸に続いて今大会初黒星で、今節でクラブ史上初の決勝トーナメント進出を決めることはできなかった。12月1日の次節ではグループ3位の全北現代(韓国)と対戦する。

 コロナ禍による中断期間を経て、カタール・ドーハでのセントラル開催で9か月ぶりの再開を迎えたACL。ここまで3連勝し引き分け以上でグループ突破の決まる横浜FMは、再開初戦となった25日の第3節上海上港戦(○1-0)から、GKオビ・パウエル・オビンナ、DF和田拓也、FW前田大然を除く先発8人を入れ替えて臨んだ。

 対する上海上港は前節の途中交代時にベンチに戻らず、ロッカールームに直行していた元ブラジル代表のFWフッキがベンチ外。前節でPKをオビに止められたMFオスカル、豪州代表のMFアーロン・ムーイもベンチに控える中、中国人選手主体で試合に入った。

 ところが、先に試合を動かしたのは上海上港だった。前半14分、左コーナーキックを起点とした攻撃から左サイドをFWチェン・ビンビンが駆け上がると、左足で高速クロスを供給。これがピンポイントでファーサイドに届き、MFカイ・フイカンが強烈なヘディングシュートを突き刺した。

 それでも横浜FMはここから反撃に出た。失点直後のセットプレーで相手を押し込むと、前半21分に早くも同点ゴール。MF喜田拓也が右サイドに展開し、DF松原健の相手最終ラインのギャップを突いたスルーパスにFW仲川輝人が抜け出すと、グラウンダークロスにFWオナイウ阿道が走り込む。シュートはコースが甘く、相手GKに触れられたが、こぼれたボールがゴールマウスに入った。

 横浜FMはその後、前節で劇的な決勝ゴールを決めたMF天野純が左サイドに開き、仲川のスピードを生かすようなパスを連発。一方の上海上港はセットプレーから力強い攻撃を見せ、次の1点を狙った。それでも両チームともゴールは遠く、1-1のままハーフタイムを迎えた。

 上海上港は後半開始時、一気に3人を交代。オスカル、ムーイ、DFワン・シェンチャオを投入し、攻撃的な采配に出た。すると10分、右サイドでのスローインをFWリカルド・ロペスが収め、背中で相手を制しながらオスカルとのワンツーで最終ラインを突破。最後はオビとの1対1を落ち着いて制し、勝ち越しのゴールを奪った。

 ビハインドとなった横浜FMは後半20分、天野と仲川に代わってMFマルコス・ジュニオールとMF水沼宏太を投入。それでも5バックで守備を固める相手に苦しみ、なかなかチャンスをつくれない。34分には左サイドをドリブルで仕掛けたDF高野遼の折り返しにオナイウがフリーで反応するも、左足ダイレクトシュートは大きく枠外。そのままタイムアップを迎え、決勝トーナメント進出決定はお預けとなった。

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