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明治大、異例の12名J入り内定会見!「各人が頑張った結果」栗田監督が各選手を解説

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12名による異例の加入内定会見が行われた

 明治大が22日、来季Jリーグ入りする12名の合同会見を行った。近年、多数のJリーガーを輩出してきた明大だが、1学年12名をJリーグに送り込むのは異例。栗田大輔監督も「(4年生)15名のうちの12名。サッカー界でも珍しいことですが、各人が頑張った結果だと思う。プロ選手の中でも、素晴らしいプロ選手になってほしい」とエールを送った。

 また今年の4年生の特徴として「個性が全く違う、一つにまとまってひとつに向かうパワーが集約すると感じる」と語る。そして12名を同時にプロに輩出することについては、「明治は強い個人とクリエイティブなサッカーを求めている。そしていろんな監督に代用できるベースづくりをやっている。思考回路を客観的に分析できないと修正できない。それが今年に繋がったと思う」と分析した。

以下、12名のコメントと栗田監督の選手評
●主将DF須貝英大(4年=浜松開誠館高/甲府内定)
「甲府の印象はベテラン、若手、すべての選手がサッカーに対して本気。一人ひとりが活躍したいという気持ちの中で、勝負へのこだわりがある。自分も参加してこういうところでサッカーをしたいと思った。アピールポイントは上下動で相手のゴール前に入ること。来年は自分がチームを勝たせられるように頑張りたい」

栗田監督評
「無尽蔵のスタミナから対人の強さが武器。12月のリーグ戦で大怪我をして、明治でのプレーがみれなくて残念ですが、今はリハビリに励んでいる。甲府のサッカーにフィットしてくれると思う」

●FW小柏剛(4年=大宮ユース/札幌内定)
「ペトロヴィッチ監督の攻撃的サッカーが質が高いと感じている。明治で積み上げてきた目の前の相手に負けない、個人で打開するところを出しながら、攻撃的サッカーを学んで、よりゴールが取れる選手になっていきたい」

栗田監督評
「小柄ですが、爆発的なスピードでゴールを奪えるストライカー。世界も視野に活躍できる資質を持った選手だと思う。札幌で高みを目指して世界に駆け上がってほしい」

●MF住永翔(4年=青森山田高/長野内定)
「長野の第一印象は一人ひとりが真面目で紳士。ピッチ内外で空気が変わる。日頃の練習からのバチバチ感。週末の勝利へのこだわりを感じた。その中で攻守にいおいて勝利に貢献して、長野Uスタジアムでの勝利数を上げて、たくさんのファン・サポーターに見てもらうプレーを増やしたい」

栗田監督評
「中盤の選手ですが、リーダーシップに優れ、試合中のコントロールが優れた選手。高い戦術力に優れている。プロでもリーダーシップを発揮してほしい。来年J3の舞台で、J2昇格に貢献してほしい」

●GK早川友基(4年=桐蔭学園高/鹿島内定)
「鹿島の印象は勝負強さと戦うというところ。毎週、映像で見ているけど、どんなところでも逆転する力、守り切る力がある。勝利から逆算して1試合にかけてファイトしている。現代のサッカーがGKも足元を求められる。しっかりとキックで打開することで攻撃の一歩に繋がるという点で自分の特長を生かせると考えています」

栗田監督評
「身長もありますが、高い技術でセービング技術に優れている。間違いなく大学No.1GK。右も左も蹴れるキックも武器。大学では精神面も成長した。日本代表を目指してほしい」

●DF常本佳吾(4年=横浜FMユース/鹿島内定)
「日本一タイトルを獲っているチーム。常勝軍団という印象。9月から3か月間練習に帯同させてもらって、その中で勝負へのこだわりはミニゲームの中でも感じた。印象通りだなという印象です。アピールポイントはSBとして強い個人、運動量、攻撃的なSBとしてチームの勝利に貢献できればと思います」

栗田監督評
「すでに9月から11月まで鹿島に帯同して、Jリーグにも出場した。本来はSBが主戦場で、スピードと対人の強さが武器。大学では3バックの一角を担って、サッカーIQの高いクレバーな選手。内田篤人選手が引退して右SBの期待も高いと思う。飛躍して活躍してほしい」

●DF佐藤瑶大(4年=駒澤大高/G大阪内定)
「G大阪の印象は下からのビルドアップ能力が高く、一人ひとりがストロングポイントを持っていて上手い。アピールポイントはヘディング。今、意識的に取り組んでいるのは声で人を動かすことなので、そこでアピールしていきたい」

栗田監督評
「打点の高いヘディング、強靭な体を生かしたプレー。MVPは誰と聞かれたら佐藤瑶大と答える。この一年、非常に成長した。宮本監督は元日本代表CBなので、日本代表、さらに上にステップアップを目指してほしい」

●DF蓮川壮大(4年=FC東京U-18/FC東京)
「FC東京の印象は明治大とサッカーが似ている。前線にパワフルで速い選手が多いので、ショートカウンターというサッカーが多い。入団の決め手として、前線に素晴らしい選手が多いので、普段の練習からレベルアップにつながると思って入団を決めました。アピールポンイントは守備の選手なので、無失点で終われるように、東京の壁になれるように頑張ります」

栗田監督評
「武器は対人の強さとスピード。CBのほかにSBも出来る。インカレでは決勝点を獲ってMVPを獲得した。安部(柊斗)、中村(帆高)に負けず劣らずに力を発揮して、1年目から活躍してほしい」

●MF坂本亘基(4年=熊本ユース/熊本内定)
「熊本の印象は大木監督の下で展開される攻撃的なサッカー。それと平均年齢24歳のフレッシュなメンバーが揃っている。自分も即戦力として活躍したい。アピールポイントは攻撃の起点となるプレー。どんどん出して、チームの勝利に貢献したい」

栗田監督評
「熊本ユースから初めて明治に入団した選手。明治で一番のテクニシャン。運動量タフさが身についた。地元に戻って、チームのJ2昇格に貢献してほしい」

●MF力安祥伍(4年=広島ユース/金沢内定)
「金沢のサッカーは明治のサッカーと似ていると練習参加を通じてすごく感じました。ハイプレスからシュートカウンター。前線からボールを奪い取って、ゴールに直結するプレーが自分の中ではイメージ出来ています」

栗田監督評
「豊富な運動量、中盤を支える選手に成長してくれた。刈り取るだけでなく、ゴールに直結するプレーも出来るようになってきた。金沢のサッカーは明治でやってきたことが合うと思うので、頑張ってほしい」

●MF持井響太(4年=滝川二高/東京V内定)
「東京Vのイメージは歴史のあるチーム。チームのためにみんなが戦っている。DFラインからパスを繋いでいって、ゴールに飛び込むチームだと認識している。そこに加わって、サイドからの仕掛け、ゴールに直結するプレーでチームの勝利に貢献したい」

栗田監督評
「ドリブルが特長。個人で打開できるアタッカー。PA内で相手の脅威になってほしい。東京Vのサッカーに絶対に合うと思うので、1年目からアタッカーとして活躍してほしい」

●FW佐藤凌我(4年=東福岡高/東京V内定)
「東京Vは下からのビルドアップが上手く、ポゼッション率が高いので、攻守においてゲームを支配する印象。FWとしてはサイドからのクロス、裏への抜け出しなど、いろんな形で得点が取れるチームだと思うので、自分も多くの形で得点してチームの勝利に貢献したい」

栗田監督評
「FWですが、サイドも出来る選手。攻守において走り回れる選手。オールラウンドの選手から得点が奪える選手として暴れまわってほしい」

●FW狩土名禅(4年=桐生一高/北九州内定)
「北九州は地元愛が強い選手が多く、フレッシュなチーム。非常にいいサッカーをするので、そこでやれるのを楽しみにしています。キープ力や得点力だけでなく、オールラウンドな選手を目指して頑張っていきたい」

栗田監督評
「188cmと大柄なFWで、恵まれた体系だけでなく、テクニックもある。ポテンシャルのある大型FW。大学ではすべてのことを求めた。プロでやることが明確になってくると、潜在能力が発揮されれば、活躍できると思う」

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