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「大迫、谷と比べて悲観的になるわけではなく」U-24日本代表GK沖悠哉、アルゼンチン戦出場へアピール

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U-24日本代表GK沖悠哉(鹿島)

 東京五輪本大会直前に序列を上げ、U-24日本代表GK沖悠哉(鹿島)は初招集となった昨年12月の千葉合宿から連続招集された。U-24アルゼンチン代表との2連戦を控え、「小さい頃から日本代表でプレーしたいとずっと思っていた。まずはこの代表で試合に出ることが今の目標。しっかり練習からアピールしていけたら」と意欲を燃やした。

 鹿島の下部組織から昇格した沖はプロ3年目の昨季、8月8日の鳥栖戦(○2-0)で待望のプロデビュー。GKクォン・スンテからポジションを奪って昨季は24試合に出場し、20年12月のU-23日本代表候補合宿メンバーで東京五輪代表に初選出された。

「代表のエンブレムを付けて活動することに特別な意義を感じたし、責任のある言動をしないといけないと感じた。プロに入って同世代で集まるのは初めてのことだったので刺激をもらったし、その中で自分はもっとアピールしないといけないと思った。非常に有意義な期間だったと思います」

 今季も鹿島が消化したJ1全5試合にフルタイム出場。今季掲げるテーマは、GKとして「存在感」を出すことだという。「昨年引退したソガ(曽ヶ端)さん、スンテ選手は一緒にやっていて何が違うかと考えたら、技術も体格も違いますが、一番は存在感だと思った。立ち振る舞いだったり、声の抱え方、表情を練習の中から意識するようにしています」と力説した。 

 約4か月後に迫る本大会直前に序列を上げ、連続でGKの3枠に入った。世代別代表常連の実力者GK大迫敬介(広島)、GK谷晃生(湘南)に追いつき、追い越そうという立ち位置。「自分の特長はビルドアップやキックのところ。キーパーの部分で大迫、谷と比べて悲観的になるわけではなく、出来ることはある。自信を持ってプレーしていけたら」とアピールを誓った。

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