beacon

C大阪、土壇場オウンゴールで敗戦…FW宮代先制弾の徳島が早くも4勝目!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.14 J1第18節 C大阪1-2徳島 ヤンマー]

 J1リーグは14日、ACLの日程変更で前倒しとなった第14節を行い、徳島ヴォルティスセレッソ大阪を2-1で破った。これで今季4勝目。2014年のJ1初挑戦時は年間3勝に終わっていた徳島が、今季10試合目にしてクラブ最多勝利記録を樹立した。

 ホームのC大阪は前節の福岡戦(△2-2)から中3日だが、先発メンバーの変更はなし。新型コロナウイルスの感染者と濃厚接触の疑いがあるとしてチーム活動から離れていたレヴィー・クルピ監督が3試合ぶりに復帰した。対する徳島は前節の浦和戦(●0-1)から3人を入れ替え、MF岩尾憲、MF浜下瑛、FW河田篤秀を新たに起用した。

 最初の決定機はC大阪。前半2分、中盤で浮き球をトラップしたFW大久保嘉人のスルーパスにFW豊川雄太が抜け出し、左足でグラウンダーのシュートを狙った。だが、これは右ポストにヒット。早々のチャンスを活かすことができなかった。

 するとその後は徳島が主導権を握り、前半13分にはMF岸本武流のボール奪取から河田がミドルシュート。これはGKキム・ジンヒョンのファインセーブに遭ったが、同15分にカウンターからスコアを動かした。DFジエゴの果敢なインターセプトから河田、浜下がつなぎ、FW宮代大聖がワントラップから右足一閃。相手のブロックを破ってゴール左隅に突き刺した。

 それでもC大阪も譲らない。セットプレーで徳島の陣形を押し下げる時間をつくりながら迎えた前半34分、MF藤田直之のロングスローがゴール前に送り込まれると、中央で合わせたのは失点シーンでシュートブロックが不発に終わっていたDF進藤亮佑。高い打点からのヘディングシュートを押し込み、移籍後初ゴールで同点に追いついた。

 C大阪は後半開始時、早くも2枚替えを敢行。FW西川潤と大久保を下げ、FW中島元彦とFW加藤陸次樹を入れた。ただ、優勢を保ったのは徳島。最前線で身体を張るC大阪U-15出身の河田を中心に攻撃を展開し、ミドルシュートやクロス攻撃でチャンスもつくった。C大阪は同20分、中島のFKから加藤がボレーで狙うも、GK上福元直人に阻まれた。

 C大阪は後半21分、MF清武弘嗣に代わって福岡から加入のMF松本泰志を起用。これが移籍後初出場となった。徳島は後半31分、途中出場のMF杉森考起が左からのカットインから右足で狙うも左ポスト。C大阪は同33分、波状攻撃から放った松本のシュートが左ポストに当たり、DF丸橋祐介のシュートも相手に阻まれ、互いにチャンスを活かせなかった。

 それでも後半45分、思わぬ形で試合が動いた。徳島は両サイドを広く使った攻撃から岸本が右サイドを攻め上がり、ゴール前にクロスボールを送り込むと、これをDF西尾隆矢がクリアミス。うまくミートしなかったボールがゴールマウスに吸い込まれた。これが決勝点となり、徳島が2-1で勝利。7年前のJ1挑戦で届かなかった4勝目を10試合目にして獲得した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2021シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP