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指揮官「サッカーは深い」「欧州で起こり得る展開」首位新潟が3位金沢を下してクラブ初の開幕8戦無敗!

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新潟を率いるアルベルト監督

[4.17 J2第8節 新潟1-0金沢 デンカS]

 J2第8節が17日に開催され、首位アルビレックス新潟はホームで3位ツエーゲン金沢に1-0で勝利した。2連勝を飾り、クラブ史上初となる開幕8戦無敗(7勝1分)を達成。同日に試合を行う2位FC琉球との差を暫定で3ポイントに広げた。

 試合は新潟がボールを保持して押し込み、金沢が奪ってからの素早いカウンターでチャンスをうかがう展開となる。

 均衡状態が続く中、前半アディショナルタイム1分に金沢MF大橋尚志が左サイドのハーフウェーライン付近から左足で裏へロングパスを供給。タイミングよく抜け出したFW瀬沼優司が巧みなコントロールからPA内左に進入し、左足でネットを揺らすが、オフサイドで得点は認められなかった。

 ハーフタイム明けの後半3分には新潟に絶好機。右CKのショートコーナーからMF島田譲が左足でクロスを送ると、GK後藤雅明に弾かれたボールをPA内中央のMFロメロ・フランクが拾い、左足を豪快に振り抜く。しかし、シュートはゴール左上に外れた。

 後半17分には、そのロメロ・フランクが左足のふくらはぎを押さえてピッチに倒れ込む。そのまま担架で運び出され、同20分にFW矢村健が緊急投入された。

 アクシデントに見舞われた新潟だったが、交代で入った矢村がチームを救う。後半32分、ピッチ中央でMF本間至恩がルーズボールを拾い、ドリブルから右へパス。フリーで走り込んだ矢村がPA内右に持ち込み、右足のシュートをゴール左に突き刺した。

 守って一発を狙う金沢に対し、逆に隙を突いて均衡を破った新潟。矢村の今季初弾が決勝ゴールとなり、1-0で完封勝利を飾った。一方の金沢は2試合連続の無得点。今季初の2連敗を喫した。

 新潟のアルベルト監督は試合後のフラッシュインタビューで「今日は明確な違いのあるプレースタイルのぶつかり合いでした。典型的なヨーロッパで起こり得る試合展開だったのではないでしょうか」と分析。「われわれは、より攻撃的なスタイルを求めてプレーしていますけど、当然対戦相手のプレースタイルもリスペクトしています」と前置きし、「われわれが興味深いのは、カウンターアタックからゴールを決めて勝利をしたということです。サッカーというのはとても深い。そして戦術的にも深い試合だったのではないでしょうか」と振り返った。

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