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欧州スーパーリーグ構想にヨーロッパが揺れる…英首相「大きな損害をもたらす」仏大統領「価値を脅かす構想だ」

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ボリス・ジョンソン英首相も即座に反応

 18日、欧州の有力クラブで構成される欧州スーパーリーグ構想が正式発表された。リリース直前になると、その構想に対し、ボリス・ジョンソン英首相やマンチェスター・ユナイテッドの元監督アレックス・ファーガソン氏、ユナイテッドのOBで『スカイスポーツ』のリポーターを務めるギャリー・ネビル氏などが批判している。英『BBC』などが伝えた。

 10年以上前から構想は伝えられていた欧州スーパーリーグが実現に大きく近づいた。現状は12クラブが正式に参加のリリースを発表。プレミアリーグからアーセナル、チェルシー、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、セリエAからミラン、インテル、ユベントス、ラ・リーガからアトレティコ・マドリー、バルセロナ、レアル・マドリーが参戦する。さらに3クラブが追加予定。最終的に20チームを想定しており、残り5チームは前シーズンの成績が考慮され、入れ替わりでリーグに加わる。

 スーパーリーグ構想は欧州サッカー連盟(UEFA)によるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の運営に不満を持った有力クラブ間で話し合われてきた。UEFAはイングランドフットボール協会(FA)やプレミアリーグを始め、スペインサッカー連盟やラ・リーガ、イタリアサッカー連盟やセリエAといった各連盟とともに声明を発表。スーパーリーグに参加するクラブに対し、国内や欧州、世界レベルの大会への出場、さらに所属選手が代表チームでプレーできなくなる可能性も示唆した。

 さらに、著名人もこの構想に対して反発。いち早く反応したのはイギリスのボリス・ジョンソン首相だった。自身のツイッターで「スーパーリーグ構想はサッカー界に大きな損害をもたらす」と明言。「FAの抗議を支持する」と発表した。

 フランス・リーグアンに所属するパリSGは今回の構想を拒否したとみられており、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は「スポーツが生み出すメリットの価値を脅かす構想だ。参加を拒否したフランスのクラブの立場を支持する」と声明を出している。

 英『スカイスポーツ』によると、マンチェスター・Uを率いたファーガソン監督は「欧州クラブサッカーの70年の歴史を終わらせるものだ」と批判。同クラブのOBで解説者のネビル氏は「近代化に反対しているわけではないが、コロナ禍の影響でこの構想が出ることは信じられない。(プレミアリーグから参戦するクラブは)恥を知るべき。この国のフットボールとは関係ない。この国には、そのクラブを愛している人々、ともに生きてきたファンの100年の歴史があるんだ」と強烈なメッセージを送った。

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