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広島19歳FW鮎川が望みつなぐ土壇場同点弾! 横浜FMはドローもGL突破決定

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先制ゴールのFWレオ・セアラ

[5.5 ルヴァン杯D組第5節 広島1-1横浜FM Eスタ]

 ルヴァンカップは5日、第5節を各地で行い、横浜F・マリノスサンフレッチェ広島が1-1で引き分けた。広島は敗退危機に瀕していた後半アディショナルタイム6分、途中出場の19歳FW鮎川峻が劇的な同点弾を決め、グループリーグ突破に望みをつないだ。一方、横浜FMは1試合を残してプレーオフステージ進出が決定した。

 ともにJ1リーグ前節から中3日で迎えた一戦。ホームの広島は大敗を喫した神戸戦(●0-3)から10人を入れ替え、DF今津佑太のみ引き続き先発。広島ユース所属の17歳FW棚田遼がトップチームデビューを果たした。対する横浜FMは完勝のFC東京戦(○3-0)から11人全員を変更。今季リーグ戦出場のないGK梶川裕嗣、DF伊藤槙人、DF實藤友紀も先発した。

 序盤は一進一退の攻防。両チームともにサイドを主体に攻撃を組み立て、勢いのある突破からチャンスをつくった。前半15分には左サイドバック起用のDF藤井智也から棚田が右足カットインシュート。だが、これは惜しくも枠を外れた。

 試合が動いたのは前半28分。横浜FMは加入後初先発となったFWレオ・セアラが右サイドで前を向き、MF天野純に預けてゴール前に走り込むと、天野のクロスにニアサイドで反応。ヘディングシュートでゴールに押し込んだ。レオ・セアラはJ1デビュー戦となった第11節横浜FC戦に続き、加入後2ゴール目となった。

 後半は両チームともに選手交代を続け、広島はMF森島司やFWジュニオール・サントス、横浜FMはFW前田大然やFWオナイウ阿道といった主力攻撃陣を投入し、さらに1点を狙う。

 その後も試合を優位に進めたのは横浜FM。それでも最後にドラマが待っていた。後半アディショナルタイム6分、広島は試合途中に足がつっていた藤井が左サイドを駆け上がると、ファーサイドにクロスボールを供給。これに合わせたのは途中出場の鮎川。ヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

 このまま試合はタイムアップ。広島が勝ち点1をなんとかもぎ取り、他会場で勝利した清水エスパルスとの勝ち点差を3にとどめた。順位決定の要件となる直接対決では1勝1分の広島が優位に立つため、最終節で広島が仙台に勝利し、清水が横浜FMに敗れればプレーオフステージ進出となる。

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