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U-24日本代表vsU-24ガーナ代表 試合前日の横内昭展監督会見要旨

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U-24日本代表を率いる横内昭展監督

 5日にU-24ガーナ代表と対戦するU-24日本代表の横内昭展監督が4日、オンライン会見に出席した。要旨は以下のとおり。

――急遽A代表の試合もあった中で、明日の試合の位置づけは?
「6月のシリーズのところは我々スタッフもアフリカのチームとやりたいとリクエストしていて、ガーナ代表といういい相手を組んでもらった。もちろん、本戦の南アフリカを少し想定しながら戦うというか、体感して、チーム力も同時に上げていくという位置付けの試合かなと思う」

――コンディションも含めて大変なところもあるが、選手たちに意識付けさせていきたいところは?
「さっき、選手とも話しもしたし、すぐに明日試合が来るので、明日もう一回ミーティングで話はしようと思いますけど、とにかく我々にとっては本当に貴重な親善マッチなので、チームとしてやるべきことをやった上で、自分のストロングを試合で出して欲しいなと思う」

――昨日オーバーエイジでは遠藤航選手だけ出場したが、オーバーエイジに対する今後への期待は?
「航に関してはA代表でもすでに中心となってやっているし、もちろん自分のクラブでも中心でプレーしている。ある程度、計算できるというか、どんな相手でも自分の力を発揮できる選手。そういった安定したプレーは、航だけでなく、あとの二人のオーバエイジも、もちろん。だからこそ、このチームに加わってもらっている。ぜひそのパワーを今回の親善マッチで出して欲しいと思う」

――遠藤航選手が試合後、ロッカールームで課題を話していたようだが、監督も「自分が言わなくてもいいくらいそういう話をしていた」と話していたが。
「終わった後ももちろんそうですけど、ハーフタイムもそれぞれ皆ロッカールームで話し合いというか、それぞれグループはありますけど、ポジションの近い選手だったり、よくするために後半どうやっていくかはすごく皆話し合っていた。これは以前の活動の時も同じでしたけど、試合に出ていない選手たちからもそういう声が聞こえてきたというのはありましたね」

――今日も練習が変更になったり、横内監督が合宿前に立てたプランとは変わってきていると思うが?
「もちろん最初のプラン通りにはきていないですけど、昨日の試合を1試合やれたのは我々にプラスになった。選手自身は本気で勝つ気でやっていたのですごい悔しい思いもあるが、またいろいろなものが見つかったので、選手としてもチームとしても良かったと思う。今日の移動も予想外だったですけど、選手もまたそれはそれでどうにもできないことなので、前向きに捉えて準備してもらっています」

――国際経験豊富な選手も多く、フライトのトラブルにも慣れているところもあると思うが、受け止め方をどう感じる。
「別に大きな混乱はないです。ある意味、こういう状況を楽しんでいるくらいな選手の方が多いんじゃないかなと。ただ、そうは言え、こうやってチームがまとまって移動しているので、話す機会も多いと思う。ホテルだとやはり部屋に入ってとか、食事は分かれているので、逆にそういう意味ではコミュニケーションが取れて良い面もあるなと思っている」

――ガーナの映像も改めてチェックしたと思うが、どこに脅威を感じているか。
「何試合かは見ました。カテゴリー代表の試合で、U-23のアフリカの予選やU-20のアフリカの試合など、3本くらい見たが、選手自体がどういう選手が来ているかの情報が、僕のところにまだあんまり入っていないので、よく分からないが、その試合を見る限り、個人の身体的な能力がすごく高く、アフリカ特有の選手というか、前線の選手に個で打開できるスピードとパワーを持った選手がいる。本戦に向けら良いシミュレーションになる相手だと思う」

――不測の事態が続いているが、本番も何が起きるか分からないという意味では、そこもシミュレーションになるか。
「選手自身もそういう声を発している選手もいる。何が起こるか分からないぞと。皆落ち着いて、非常に良い準備はできている。こういう事態になりましたけど、良い準備できていると思う」

――選手の声というのは、五輪本番もこういうことがあるかもしれないと。
「五輪期間なのか、代表活動をしていると、こういうこともあるんだぞということなのか、そういうことを含めてだと思う」

――昨日の試合はオーバーエイジ1人の起用だったが、明日はオーバーエイジを3人先発させられる状態か。
「全員、昨日の試合でも大きな怪我の情報は入っていない。メンバーはそろった状態で明日臨めるので、また今晩考えます」

(取材・文 折戸岳彦)
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