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83分2点リードから…順天堂大はJ2群馬に延長戦の末に敗れる

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白井海斗の3戦連発で順大が試合を優位に進めたが…

[7.7 天皇杯3回戦 順天堂大2-3(延長)群馬 正田スタ]

 2回戦でFC東京を破る大波乱を演じた順天堂大は、J2のザスパクサツ群馬と対戦し、延長戦の末に2-3で敗れた。群馬は4回戦で大分トリニータと対戦する。

 大学勢で唯一勝ち残る順大だが、6月26日に行った関東大学リーグ第11節の駒澤大戦で、エースFW大森真吾が足を負傷。さらに今季好調の左MF樋口堅大も同試合で左手を負傷したことで、このゲームの欠場を余儀なくされていた。

 それでも昨年度の高校選手権を優勝した山梨学院で10番を背負ったFW野田武瑠やFW清水勇貴ら先発した1年生が運動量豊富にゴール前に侵入。プロ選手を相手に互角の戦いを演じる。

 すると前半43分、順大が先制点を奪うことに成功する。主将DF小川真輝がゴール前に浮き球を送ると、斜めに走り込んだMF白井海斗がGK松原修平の前でカット。巧みなコントロールから右足で流し込んでスコアを動かす。清水桜ケ丘高出身の4年生、白井はこれで天皇杯3戦連発となった。

 守っても世代別代表の常連DF山崎大地や1年生GK後藤佑介らが高い集中力でゴールに鍵をかける。後半14分にあったFW大前元紀のFKをDF久保田和音に頭で合わせられた場面もクロスバーを叩くなど、運も味方した。

 そして後半36分、左サイドから白井が蹴ったCKにフリーで飛び込んだMF寺山翼が頭で合わせて、リードを2点に広げる。しかし同38分にCKからMF内田達也に押し込まれて1点を返されると、同アディショナルタイム4分にはFW大前元紀に頭で決められて土壇場で延長戦に持ち込まれてしまう。

 雨が強くなった中で行われた延長戦。すると延長後半10分、自陣で奪われてショートカウンターを許すと、MF岩上祐三のふわりとした左クロスに走り込んだFW高木彰人に流し込まれ試合をひっくり返される。最後まで諦めずに群馬ゴールを目指した順大だったが、挑戦は3回戦で止まってしまった。

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