イギリス政府がチェルシーの特別ライセンスに変更を加えたことで、同クラブのアウェーゲーム、カップ戦、女子チームの試合のチケット販売が許可されることになった。イギリス『BBC』が報じている。

　ロシアのウクライナ侵攻への対応の一環として元オーナーのロマン・アブラモビッチ氏が政府から制裁を受けて以来、チェルシーはチケットの販売を禁じられていた。

　今回の変更により、チェルシーは4月6日にホームで開催されるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準々決勝のレアル・マドリー戦、同16日にウェンブリー・スタジアムで行われるFA杯準決勝のクリスタル・パレス戦のチケットを販売できるようになる。

　また、リーグ戦でのホームファン向けの新たなチケット販売は認められていないが、チェルシーのファンによるプレミアリーグのアウェー戦のチケット購入、アウェーのファンによるスタンフォード・ブリッジでのプレミアリーグのチケット購入が可能となった。その収益は前者が開催チーム、後者がプレミアリーグへと渡り、その他の大会についても関連する主催側に渡ることになる。

---

●プレミアリーグ2021-22特集