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大分の司令塔候補、金崎と家長が火花

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 大分トリニータは31日、大分スポーツクラブで全体練習を開始。司令塔候補のMF金崎夢生(19)とMF家長昭博(22)は、2班に分かれてのランニングでそれぞれの班の先頭を走るなど今季に懸ける意気込みを示した。

 日刊スポーツによると、昨季はシーズン前に右ひざ前十字じん帯を損傷し、大きく出遅れた家長は「ポジション争いは毎年のこと。それに勝っていかないと。いいプレーしないと試合に出られない」と強調。昨季、家長離脱後にトップ下の定位置をつかんだ金崎も「昨年のことは関係ない。レギュラーは誰にも保証されたものじゃない」とポジション争いを買って出た。

 シャムスカ監督は今の季フォーメーションについて、4-4-2のオプションを示しながらも「3バック(3-5-2)を完全に変えることはない」と方針を明かし、2人の競争を歓迎した。

 07年に日本代表デビューした家長は、今年1月の日本代表合宿に招集された金崎とDF森重真人を意識し「年下の選手が代表に行った。個人的にも日本代表に入らないといけないと思っている」と力を込める。金崎も「Jでアピールして代表に戻りたい」と宣言。レギュラー定着、日本代表復帰を狙う2人の司令塔候補の激しい定位置争いが、09年の大分の原動力となる。

(文 西山紘平)

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