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仙台が4発大勝! 03年以来のJ1復帰決定

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[11.8 J2第48節 水戸0-4仙台 Ksスタ]

 ベガルタ仙台が03年以来となる悲願のJ1復帰を決めた。この日の試合で仙台が勝ったうえで、甲府と湘南が引き分け以下なら昇格が決まるという状況だったが、甲府が負け、湘南が引き分けために今季の3位以上が決定した。

 前半2分にFW中島裕希が先制弾を奪うと、ゴールラッシュへ。千葉直樹、菅井直樹マルセロ・ソアレスが決めて4-0。圧勝で記念すべき日を迎えた。

 試合直後のインタビューで、手倉森誠は「(きょう決まるかは)他力だったので、目の前の試合に集中しようと言っていた。何か起きればいいなというくらいだった。きのう(プロ野球の)ジャイアンツが7年ぶりに日本一になったが、札幌とアウェーだった。自分たちもそうなればいいなあと思っていた」と声を弾ませた。

 例年、昇格候補に挙げられながら、土壇場で失速していたが、今年はしっかりと実力を発揮した。指揮官は「去年(入れ替え戦で磐田に)悔しい思いをした。選手がメンタル的にたくましくなってくれたことが一番です」と、成長した選手をたたえた。

 主将のMF梁勇基は「去年、悔しい思いをして終わった。今年は何としても上がりたい気持ちだった。こういう結果になってよかった」と目を赤くし、千葉も「(サポーターに)待たせてしまいました。感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

 ただ選手は浮かれてはいなかった。指揮官をはじめみんなが「目標はJ2優勝です」と言い切った。来季J1で充実した1年にするためにも、さらなる上を目指して今後も気を抜くことなく戦う。

(文 近藤安弘)

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