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仙台エース・梁、MVPの代表戦に続きチームでも好スタート

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[3.6 J1第1節 磐田 0-1 仙台 ヤマハ]

 自身初のJ1舞台でベガルタ仙台のエースが電光石火とも言えるゴールを決めた。試合開始20秒過ぎ、仙台は右サイドを抜け出したFW中島裕希のラストパスを2列目から飛び込んできた北朝鮮代表MF梁勇基が右足でゴールへと流し込む。
 チームメイトにもみくちゃにされて祝福された背番号10は、自身が刻んだJ1初ゴールが導いたチームのJ1復帰初戦での勝利について試合後も笑顔。インタビューでは「(中島のおかげで)ゴールはしっかり合わせるだけだった。開幕戦でどうしても勝ちたかった。よかった」と喜んだ。

 梁は北朝鮮代表として、2月に行われたAFCチャレンジカップに出場。MVPと得点王を獲得して、チームを優勝とAFCアジアカップ2011出場権獲得へ導き、W杯メンバー入りへ前進。ただ、一方で仙台からは1ヵ月離れていた不安が周囲から囁かれていた。それでもエースは見事な結果を残して不安の声を一蹴。W杯を目指し、初のJ1を戦う重要な今季、代表同様にチームでも最高のスタートを切った。

(文 吉田太郎)

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