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大分の“パク・チソン2世”が2戦3発

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[3.14 J2第2節 大分 3-1 岐阜 大銀ド]

 “パク・チソン2世”こと大分トリニータの韓国代表MFキム・ボギョンが2ゴールをたたき出した。0-0の前半42分に自ら獲得したPKを落ち着いて左足で沈めると、2-1の後半39分にはゴール正面右寄りの位置から鮮やかな左足コントロールショットをゴール左上へ突き刺した。

 キム・ボギョンは昨年エジプトで行われたU-20W杯で2ゴールを決めて韓国の8強進出に貢献。今年1月のザンビア戦で韓国代表デビューを果たすと、2月の東アジア選手権では香港との初戦で3ゴールを演出し、日本戦でも同点のPKを獲得するなど、得意の左足と突破力を武器に大活躍した。

 マンチェスター・U(イングランド)で活躍する韓国代表のエース、パク・チソン“2世”との評価も得ている20歳は、今や6月のW杯韓国代表の有力な候補だ。そしてJリーグ挑戦1年目ながら、開幕戦に続くゴールを決め、J2では別格の存在感を示している。この活躍に元韓国代表の皇甫官監督も「素晴らしい」と絶賛。ホーム初戦でチームを今季初勝利へ導いたキム・ボギョンは試合後のインタビューで「いい試合ができてすごくうれしい。今まで準備したことが発揮できている。また今度もいい試合をしたい」と力を込めた。

(文 吉田太郎)

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