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次期監督としてチリのビエルサ監督が有力候補に

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 岡田武史監督が退任を表明した日本代表の次期監督として、現チリ代表のマルセロ・ビエルサ監督が有力候補に挙がったとスポーツニッポンが報じている。
 
 関係者に取材したところによると、6、7人がリストアップされており、中でもビエルサ監督は有力候補として調査を続けているという。日本サッカー協会の原博実技術委員長も「アルゼンチンだけでなくチリとか他の国でも監督を務めている。いろんな経験を持っていて、はっきり言って好きな監督」と明かしている。

 ビエルサ監督は、98年にアルゼンチン代表監督に就任し、02年W杯日韓大会は1次リーグ敗退に終わった。だが、志向するサッカーは評価され、U-23代表監督として04年アテネ五輪では金メダルに導いている。07年8月にチリ代表監督に就任。今回、98年フランス大会以来3大会ぶりにW杯へ出場させ、本大会で16強に導いた。

 戦術マニアとして知られ、今大会では3―4―3の布陣を敷いて前線からのプレス、サイドをワイドに使った攻撃で魅了した。「アヤックススタイル」ともいわれるアクティブな戦術で、世界的にも手腕が評価されている。

 交渉について、原委員長は「向こうもチリに帰ってからイベントがある。南アフリカで話すことはない」と話したようだが、水面下で接触する可能性はある。経歴、目指すサッカーは面白い指揮官。果たして、日本の監督を務めるのか。興味深いところだ。

(文 近藤安弘)

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