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F東京は痛すぎる逆転負け、再び降格圏転落の危機

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[10.16 J1第26節 仙台3-2F東京 ユアスタ]

 目前で勝ち点3が消えた。15位・FC東京は13位・ベガルタ仙台と対戦。2度のリードを奪ったが、後半終了間際の5分間で逆転されて2-3で敗れた。

 15位・F東京と降格圏の16位・神戸との勝ち点差はわずか1。明日17日に神戸が横浜FMに勝てば、順位は逆転し、再び降格圏へ転落することになる。

 試合は常に先行する展開だった。前半10分、右クロスにFW大黒将志が頭で合わせて先制。大黒の2戦連続となるゴールで幸先良くゲームをスタートした。その後、前半30分に同点に追いつかれるが、後半7分、混線からのこぼれ球を拾ったMF石川直宏が左クロスを上げると、FW平山相太が頭で合わせて、再び仙台を突き放す。

 平山の20試合ぶりのゴールを守りきり、勝ち点3を手にしたいF東京は後半41分、大黒に代え、MF松下年宏を投入。逃げ切りを目指しての交代だったが、直後に同点ゴールを決められ、プランはあえなく崩れてしまう。勢いづいた仙台を止めることはできず、同45分に勝ち越しを許すと、反撃する力は残っていなかった。

 試合後、大熊清監督は「内容と方向性はいいと思う。これを得点や勝ち点、ゴールにつなげられるように、これからもやっていきたい」とコメント。前節の湘南戦(3-0)で11試合ぶりの勝利を挙げ、長いトンネルを抜けたところだっただけに、この日の敗戦は非常に痛い。次節はホームに新潟を迎える。

(文 片岡涼)

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