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仙台、ナビスコ王者に3-0快勝。指揮官&ヘッドコーチの誕生日も祝う白星

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[11.14 J1第30節 仙台3-0磐田 ユアスタ]

 ベガルタ仙台がホームでナビスコ杯王者の磐田に3-0で快勝。勝ち点を37に伸ばして12位に浮上した。過去5シーズン、勝ち点38が残留ラインとなっており、仙台が残留に“王手”をかけた形となった。

 0-2で敗れた前節の神戸戦からFW中原貴之、MF太田吉彰、MF永井篤志、DF渡辺広大を先発に抜擢したが、これが当たった。前半35分に中原が渡辺のヘディングシュートのこぼれ球を押し込んで先制に成功すると、その6分後にはDF鎌田次郎が右CKをヘディングで決めて2-0と突き放した。

 後半も仙台の勢いは落ちない。主導権を握り続け、シュートを放つ。そして後半40分、途中出場のFW中島裕希がダメ押しの3点目を叩きこんだ。終わってみればシュート数が磐田の12本に対し、仙台は21本。スコアも内容も完璧といえるもので、タイトルホルダーから勝利をつかんだ。

 仙台によると手倉森誠監督は「今日の選手のパフォーマンスは素晴らしかった。プラス、今日のサポーターも素晴らしい応援で、今日の試合がいかに大事かということをみんなが意識してゲームができたと思っています」とご満悦だった。

 特にこの日は自身と双子の弟、手倉森浩ヘッドコーチの43歳の誕生日とあり、喜びもひとしお。「さっき選手から水をかけられるなどしたのですが、じゅうぶん3ゴールと勝ち点3が大きなプレゼントだと話しました。一応、お返しに休み明けのトレーニングを10時開始のところを10時半開始にします」とおどけていた。

(文 近藤安弘)

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