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5戦ぶり先発の田代が決勝弾、山形の2年連続残留が決定

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[11.23 J1第32節 山形1-0京都 NDスタ]

 試合終了の瞬間、小林伸二監督が大きなガッツポーズを見せた。モンテディオ山形はホームで京都サンガF.C.に1-0で勝利。残り2試合で16位神戸との勝ち点差を8に広げ、2年連続でJ1残留を決めた。

 チームに勝利、そして残留をもたらしたのはFW田代有三だった。途中出場が続いた最近4試合で2得点を挙げ、5試合ぶりに先発起用されると、0-0で迎えた後半6分、FW宮沢克行の素早いスローインを受けたDF石川竜也が左サイドを突破。ゴールライン際からのクロスを田代がDFと競りながら力強く頭で押し込んだ。

 田代の今季9点目で先制した山形は、残り時間もDF西河翔吾ら守備陣が体を張ったディフェンスでゴールを死守。4試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 田代は試合後のインタビューで「勝てば残留が決まるのは分かっていた。そういう試合で得点が決められて良かった」と笑顔を見せると、「最終節では鹿島とやるので、絶対勝つので来てください」と話し、サポーターへ古巣撃破を誓っていた。

 これで勝ち点も40の大台に乗せ、残留圏ぎりぎりの15位で残留した昨季の勝ち点39を上回った。残り2試合。さらに勝ち点を伸ばし、昨季を超える順位で締めくくりたい。

(文 片岡涼)

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