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最下位・福岡は岡本が意地のゴールも16位・甲府に敗れる

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[9.17 J1第26節 甲府2-1福岡 中銀スタ]

 最下位のアビスパ福岡は甲府に1-2で敗れ、5戦勝ちなし(1分4敗)となった。ここ2試合は零封負けだったが、この日はFW岡本英也が意地のゴール。しかし同点に追いつくことはできずに敗戦を喫した。

 前半4分に早くも出鼻をくじかれた。前線のFWハーフナー・マイクにスルーパスを通される。これを止めようと負傷欠場のGK六反勇治に代わって、ゴールマウスを守っていたGK神山竜一がPA外まで飛び出してしまう。わずかの差でハーフナーに先にボールに触られると、グラウンダーのシュートはゴール内へ転がっていった。必死にDF丹羽大輝が戻るが間に合わず。0-1と先制点を奪われた。

 さらに前半28分にはPA内でハーフナーを倒してしまい、PKを献上。これをMFパウリーニョに決められて2点差に突き放された。その後も甲府に押し込まれる時間が続き、なかなかチャンスはつくれない。それでも同43分、PA外右からMF鈴木惇のFKにファーサイドのMF中町公祐が合わせてシュート。ゴールネットを揺らしたがオフサイドの判定となり、ノーゴール。公式記録上では前半のシュート数0本で前半を終えた。

 なんとか1点を返そうと、後半は立ち上がりから交代カードを切る。鈴木とMF田中佑昌に代えて、MF末吉隼也とFW城後寿を投入した。すると後半2分、末吉のスルーパスに抜け出した城後が岡本へ横パス。岡本が右足シュートを決めて、1-2に詰め寄った。その後も城後や中町が豊富な運動量をみせ、果敢に攻め込むが同点弾を奪うことはできず。1-2のまま試合は終了し、3連敗となってしまった。

 試合後のテレビインタビューで浅野哲也監督は「全ては前半だった。選手たちはモチベーション高く試合に入ってくれたが、逆にそのせいか冷静に判断できなくなってしまい、ミスが続いた。こういう試合を繰り返しているとパワーがいる。もっと前半からしっかり戦えれば」と唇を噛んだ。

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