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田中誠が今季限りでの現役引退を表明

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 アビスパ福岡の元日本代表DF田中誠(36)が自身の公式ブログで今季限りでの現役引退を表明した。田中は26日付のエントリーで「ご報告。」と題し、ファン・サポーターに「今シーズンをもって、現役を引退する事を決めました」と引退の決意を固めたことを明かし、「スタジアム、練習場、それ以外の場所でも、サッカー選手田中誠を応援、励ましてもらい本当にありがとうございました」と感謝の言葉をつづっている。所属する福岡は1年でのJ2降格が決まったが、残り4試合に向け「シーズンも残り数試合ですが、チーム勝利に貢献できるよう精一杯頑張りたいと思います」と、ピッチ上で最後の雄姿を見せることを誓っている。

 田中は清水商高から94年にジュビロ磐田に入団。J1優勝3回(97年、99年、02年)、ナビスコ杯優勝1回(98年)、天皇杯優勝1回(03年度)を成し遂げ、98年、02年にはJリーグベストイレブンにも選ばれた。08年に磐田から戦力外通告を受け、09年から福岡に加入。昨季は30試合に出場し、5シーズンぶりのJ1昇格に大きく貢献したが、今季はここまで4試合の出場にとどまっていた。

 96年のアトランタ五輪ではレギュラーとして活躍し、ブラジルを撃破した「マイアミの奇跡」を経験。04年4月にA代表デビューを果たし、06年のドイツW杯では登録メンバーに選出されながら直前合宿で負傷し、無念の帰国を余儀なくされ、W杯のピッチに立つことはかなわなかった。国際Aマッチ出場は32試合。日本を代表するDFだった。

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